9月16日、今シーズン限りでの現役引退を発表したオリックス・バファローズの能見篤史が、京セラドーム大阪で引退会見を行った。
能見はまず「私事なのですが、私、能見篤史は現役生活を引退することといたしました。18年という長い現役生活でしたけど、悔いなくといいますか、やり切ったなという感じですね」と引退を報告。
引退の理由については「去年、もう1年契約していただいた際に、その意志は球団に伝えていました。コーチ兼任という立場でしたので、自分が投げるよりも、色んな選手を見ていて試合の中で成長していく姿が、非常に嬉しかったので。その時点で選手としての自分の気持ちが薄れていたのかなと。それが一番の理由ですね」と語った。
阪神タイガース時代については「タイガースでの16年間は終わってみればあっという間でしたが、非常に濃かったです。結果が出ないときもありましたし、叱咤激励をたくさんいただきましたし、1年1年は長いんですけど、終わってみたら短かったなと。大変なことも多かったんですけど、主力として投げさせてもらっていたときがやはり充実していましたね」と振り返った。
やり残したことについては「個人としてはないんですけど、コーチとしての立場で言いますと日本一を経験していないので。まだまだチャンスはありますので、そこが一番の目標ですね。シーズンも続きますので、自分ができることはしていきたいと思います」と今シーズンの日本一を口にした能見。
最後はファンに向けて「18年間の現役生活、色んな方に支えていただき、たくさんの声援をいただき、人間として成長させてもらいましたので、本当に感謝しています。声援が力になり、僕を奮い立たせてくれた場面も多く、本当に感謝しかありません。ありがとうございました」と挨拶し、締めくくった。
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