10月6日、千葉ロッテマリーンズは松永昂大と田中靖洋が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。
松永は高松商高から関西国際大、大阪ガスを経て2012年ドラフト1位で入団した左腕。1年目から58試合に登板して防御率2.11を記録するなど、貴重な中継ぎ左腕として活躍を見せた。
左肩痛の影響で昨シーズンは一軍登板がなく、今シーズンは育成選手として迎えた。7月に支配下登録に復帰したが、一軍登板は果たせなかった。10年間で通算359試合に登板し、16勝15敗、135ホールド、1セーブ、防御率2.91、238奪三振。
田中は加賀高から2005年高校生ドラフト4巡目で埼玉西武ライオンズに入団した右腕。2015年オフに戦力外となるも、トライアウトを経てロッテへ移籍し、2019年にはキャリア最多の44試合に登板して防御率2.72と好投した。17年間で通算209試合に登板し、10勝9敗、22ホールド、2セーブ、防御率3.81、124奪三振。
以下、両選手のコメント。
松永昂大
「最後の2年間、投げることができませんでしたけど今はスッキリとした気持ちです。球団には育成で再契約をしていただき、シーズン中に支配下登録をしていただいたにも関わらず、期待に応えられなかったことを申し訳なく思います。なんとか復活して世の中の肩痛に悩んでいる選手たちの希望の光になれたらという想いでやってきましたが、こればかりは仕方がありません。先発も中継ぎも抑えもさせていただきましたし、ここまで359試合に投げさせていただきました。本当に楽しい日々でしたし、やり残したことはありません。悔いはありません。ここまでケアをしていただきサポートをしていただいた皆様には感謝の気持ちしかありません。そしてなによりも応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました。もう一度、投げている姿をお見せすることができなかったことに関して申し訳なく思っています。皆様の応援のおかげでこんなにたくさんの試合で投げることができましたし、リハビリも頑張ることができました。本当にありがとうございました」
田中靖洋
「最近1、2年、チームに貢献できなかった中、応援してくださったファンの皆様には感謝の気持ちしかありません。西武に入団をしてロッテに拾ってもらった17年間を振り返ると本当に人との出会いに恵まれた野球人生だったなあと思います。監督、コーチ、スタッフ、選手との出会いに恵まれました。皆様のおかげで本当に幸せな野球人生を送ることができました。最後に丈夫な身体に産んでくれた両親、野球をはじめるキッカケとなった2人の兄、いつもサポートをしてくれた家族にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。皆様、本当にお世話になりました」
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