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【コラム】絶好調の阪神・近本光司は巨人キラー チーム唯一のフルイニング出場 | プロ野球

【コラム】絶好調の阪神・近本光司は巨人キラー チーム唯一のフルイニング出場 | プロ野球球団提供
【プロ野球 コラム】今季5回目となる伝統の一戦が甲子園球場で行われる。報知新聞社・森脇瑠香記者に阪神タイガースの注目選手を挙げてもらった。
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阪神は現在借金5でセ・リーグ5位。9連戦の初戦は宿敵・巨人から始まる。上位浮上へ負けられない戦いが甲子園で幕を開ける。 

ここまで巨人には7勝5敗と勝ち越しており、「伝統の一戦」は5月22日以来、約2か月ぶり。9、10日のヤクルト戦(神宮)は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、ナインはその分、練習に励んだ。

そんな中、「新しい自分」を追い求め、バットを振り続けた選手がいた。近本光司外野手(27)だ。 

7月6日の広島戦(甲子園)で中前打を放ち、5月28日のロッテ戦(ZOZO)から続く連続安打は30試合に。球団では2011年・マートンと並び、歴代トップタイに躍り出た。球団史に残る快挙に球場からは大きな拍手が送られた。

「いろんな人から連絡があって、僕も元気はもらっている。あまり記録にこだわりはない。ただ毎日ヒットを打ちたい」

こだわりがなくても「記録」は新聞やネット、周りの声もあり、頭から離れない。「ちょっと打ち方というか打つタイミングを変えてます。打つのは大変です」と本音がもれることもあった。それでも、一年目から目標の一つにしている、「1試合1安打」を体現し続けた結果だった。

しかし、翌7日の同戦は無安打に終わり、球団記録更新とはならなかった。だが、近本は笑っていた。

「自分で自分に対するプレッシャーとか感じながら、すごく打席が楽しくて、こんな中で野球をやれているんだなって。また新しい自分で挑戦できるんで、楽しみです」

少年のように野球そのものを楽しむ姿が印象的だった。そして、8日のヤクルト戦(神宮)。近本は1点リードの6回1死一塁、1ボールから高梨の140キロ直球を右翼スタンド中段に放り込んだ。今季1号2ランに「(連続安打の)記録も終わって3番らしくやろうと。こういうことはイメージしていた。やりたいことができたのは良かった」と納得の表情を浮かべた。

新しい挑戦にも意欲を見せた。今季はここまで全83試合にフルイニング出場しており、チームではただ一人。「(フルイニング出場の)可能性があるなら、若いうちにやって、やらないと分からない世界がある。しんどいと言って、1、2イニング残して交代したところで体力は変わらない。それなら、2イニングを頑張って、その先に見える世界のほうが楽しみだと思う」。出塁率3割5分5厘と好機を演出すれば、得点圏打率3割9厘と打点も挙げる。チームに欠かせない虎のヒットメーカー。4年目を迎える今季は、また新たな歴史をつくる気配が漂っている。

今季の巨人戦は打率3割5分6厘と当たっており、セ5球団のカード別打率ではトップ。さらに甲子園でも打率3割超えといいデータがそろう。近本は「いいところで一本打つために、また準備して、勝てるようにやっていきたい」と誓った。巨人3連戦では10周年を迎える「ウル虎の夏2022」を開催。暑い甲子園で、熱く燃える選手たちに注目だ。    

文・森脇瑠香(スポーツ報知)

1997年10月15日生まれ。24歳。和歌山県出身。和歌山大学から2020年に報知新聞社入社。21年から阪神担当。

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