エラーコード %{errorCode}

NPB

【コラム】阪神青柳晃洋、DeNA戦で歴史的10連勝に挑む。逆転優勝へエースが秘める思い|プロ野球

【コラム】阪神青柳晃洋、DeNA戦で歴史的10連勝に挑む。逆転優勝へエースが秘める思い|プロ野球時事通信
【プロ野球 コラム】セ・リーグ2位の阪神タイガースは、9日からの3連戦で1.5ゲーム差で3位の横浜DeNAベイスターズと対戦する。報知新聞社・森脇瑠香記者に阪神タイガースの注目選手を挙げてもらった。
▶▶▶DAZNの詳細をチェックする◀◀◀

7月に入ってから10カード連続負け越しなしと勢いに乗る阪神。最大16あった借金は前半戦で返済し、後半戦で貯金を3に増やした。首位・ヤクルトとのゲーム差を8.5にまで縮め、9日から横浜でのDeNA3連戦に臨む。そのキーマンには自身9連勝中の青柳晃洋投手(28)を挙げる。

8月2日の巨人戦(東京D)では制球が定まらない中でも6回3失点(自責1)と粘投。チームの援護もあり、今季12勝目&通算50勝をマークし、「僕の試合で50回勝っているということなので、チームが勝っているのがうれしいかな」とほほえんだ。また自身9連勝とし、球団では2003年・井川慶以来、右腕では1968年・村山実以来、54年ぶりの達成だった。

そして、連勝街道がスタートしたのは5月14日のDeNA戦(横浜)で6回2失点の好投をしてから。今季DeNA戦は3戦3勝で、昨年から7連勝と好相性。それでも青柳は「チームに勝たせてもらってることが多い。僕的には今年、1番DeNA戦で打たれてますし、0で抑えた試合もない。本当にいいバッターがいるチーム。勝ってはいますけど、1番警戒しないといけないチーム」と気を引き締めた。

その中でも、4番・牧との対戦には気合が入る。ハマスタで行われた5月14日の同戦では1ボール2ストライクと追い込んでから、1試合に1、2球しか投げないカーブを捉えられ、右中間へ二塁打を打たれた。「追い込んでから変化球で終わりっていうバッターじゃない。遅いボールの対応も素晴らしい」と右腕。敬意を表しつつ、少し悔しさをにじませた。

今季、牧との対戦被打率は4割2分9厘(7打数3安打、1死球、1犠飛)。本塁打はまだ打たれていないが、「コンタクト率が高かったり、タイムリーとか打点が多いイメージ。もちろん、DeNAで1番と言っていいほどいいバッターですし、僕は右打者の中では球界トップクラスだと思っている」と若き大砲への警戒心は強い。

今季は新型コロナウイルスに感染して出遅れたが、16試合に登板し、リーグトップの12勝(1敗)。もう1つ白星を挙げれば、昨年記録した自身最多13勝にも並ぶが、「15勝が目標なんで」ときっぱり。その他にも防御率1.38、4完投、2完封、勝率9割2分3厘も合わせてリーグ5冠(成績は全て8日時点)の虎のエース。矢野燿大監督は前半戦の投手MVPにも選び、「青柳はいつも諦めずに挑戦する選手。それは素晴らしいと思っている。今、自信を持って投げてくれている。本当にシーズンで大きく成長してくれているので、頼もしく思っています」と脱帽した。

阪神で同一シーズン10連勝を記録しているのは12連勝の井川慶、11連勝の村山の2人のみ。球団3人目の快挙へ向け、青柳は「(ヤクルトと)8.5ゲーム差まで来てるんで。このままいい感じで勝っていきたい。全部大事な試合ですけど、優勝するには勝つしかない。相手が負けるか僕たちが勝つか。プレッシャーとはないですけど、勝ちへの思いは強いです」と意気込んだ。チームは開幕9連敗からの逆襲へ。エースの好投がドラマを起こす。

文・森脇瑠香(スポーツ報知)

1997年10月15日生まれ。24歳。和歌山県出身。和歌山大学から2020年に報知新聞社入社。21年から阪神担当。

関連ページ

【交流戦特集】佐藤輝明に似合うのは「4番・サード」。解説者・今岡真訪が語る虎の若き主砲の魅力|プロ野球

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは?
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは?

セ・リーグ

パ・リーグ