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【コラム】巨人・菅野智之、対ヤクルト村上は今季7打数1安打 エースから2戦目の井上温大につなぐ|プロ野球

【コラム】巨人・菅野智之、対ヤクルト村上は今季7打数1安打 エースから2戦目の井上温大につなぐ|プロ野球時事通信
【プロ野球 コラム】読売ジャイアンツ(巨人)は、8月30日からの2連戦で東京ヤクルトスワローズと対戦する。報知新聞社・小島和之記者に注目選手を挙げてもらった。
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巨人の菅野智之投手(32)が、30日のヤクルト戦(京セラドーム)に先発する。今季は17試合に登板して7勝6敗、防御率3・34をマーク。ヤクルト戦では3試合に登板して2敗、防御率10・80と苦戦しているだけに、「ヤクルト打線に対してしっかりと勝負して、勝ちにつながる投球ができるように頑張ります」と気合い十分でマウンドに立つ。

ヤクルトの主砲・村上はここまで打率3割4分、49本塁打、120打点で打撃主要3部門でリーグトップトップ。97四球、出塁率4割7分6厘も同1位と驚異的な数字を残している。村上の前後にも山田、オスナ、サンタナら長打力のある打者がそろっており、破壊力は折り紙付きだが「逃げないことを心がけたい。厚みのある打線ですか、中軸の前にランナーをためないように思いきっていきたい」と、真っ向勝負で挑む覚悟を示した。

今季、菅野は村上を7打数1安打の打率1割4分3厘、ノーアーチと封じており、引き続き主砲に仕事をさせないことが重要になる。攻略の鍵は攻めの投球を貫くことだ。今季の村上は四球数や出塁率が示すように際どいコースや、ボールゾーンの変化球を冷静に見極められており、長打を避けようと逃げの投球をすればするほど投手が不利になる。桑田投手チーフコーチが「(村上は)強いところのすぐ横に弱点がある」と語ったように、得意・不得意のコースが紙一重であることを利用して攻め込んでいく投球が求められるだろう。

ヤクルトの強さは打線のつながりにもある。塩見、山崎の1、2番コンビには機動力があり、中軸以降には長打力のある打者がそろう。原辰徳監督は、心構えが強力打線を封じるためには重要だと説いた。大事になるのは村上を封じることか、それとも前後の打者に重点を置くのか、との問いに「両方でしょう。それはやっぱり、未来予想図はそういうことでしょう」と語った。村上を抑えることに全力を尽くしつつ、仮に出塁を許してしまった場合には後続を封じることに集中することも有効な対策の1つになる。状況に応じて柔軟に策を講じる“2段構え”の大切さを強調した。

菅野自身の状態は上向きと言える。前回登板となった23日の中日戦(東京ドーム)では8回110球を投げて2安打無失点、無四死球の快投で7勝目をマーク。今季、本来のパフォーマンスが発揮できない日々が続く中で取り組んできた成果がようやく実を結んだ。軸足となる右足に乗せた体重を、スムーズに捕手方向へと乗せていく動きを試行錯誤。「同じ動きの中でボールを同じ場所で離せるというところだと思う。それが安定してきて結果につながってきているんじゃないか。自分が思うように軸足を使えるようになってきた」と手応えをつかんでいる。

31日の第2戦は、プロ初勝利を目指す3年目左腕・井上が2度目の先発マウンドに立つ。プロ初先発となった前回登板、24日の中日戦(東京ドーム)では4回1/3を投げて8安打3失点(自責1)で初黒星を喫したが、力のある直球とキレ味鋭いスライダーを首脳陣は評価している。ヤクルト打線とは初対戦となるだけに、菅野が先勝して良い流れでバトンを渡したいところだ。

チームは現在5位だが、クライマックス・シリーズ圏内には2ゲーム差。原監督は「負けん気ですよ。それがあれば準備も、いろんなことをやりますよ。それをやらないと終わるでしょう」と、ナインの奮起を求めている。残り23試合でのラストスパートへ、エースが真っ向勝負で勢いを取り戻す。

文・小島和之(スポーツ報知)

1990年6月21日生まれ。32歳。千葉県松戸市出身。市船橋高から法大を経て、2013年報知新聞社に入社。文化社会部を経て16年に読売ジャイアンツ担当。その後、西武、日本ハム、ヤクルトを担当し、今年から6年ぶりにジャイアンツ担当に復帰。投手を中心に取材中。

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