エラーコード %{errorCode}

NPB

【コラム】ポストシーズン18連勝中のソフトバンク、無双モード柳田悠岐が日本シリーズ導く。オリックスとCSファイナルステージ|プロ野球

【コラム】ポストシーズン18連勝中のソフトバンク、無双モード柳田悠岐が日本シリーズ導く。オリックスとCSファイナルステージ|プロ野球時事通信
【プロ野球 コラム】福岡ソフトバンクホークスは、10月12日から行われるクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージでオリックス・バファローズと対戦する。報知新聞社・中村晃大記者に注目選手を挙げてもらった。
▶▶▶DAZNの詳細をチェックする◀◀◀

柳田悠岐がV逸ショックを振り払い、日本シリーズ進出に導く──。今の背番号9を見ていると、この言葉が現実になる可能性が高く感じる。それほど、誰にも止められない“無双モード”に突入した。ポストシーズン(PS)18連勝中のチームにおいても、優勝したオリックスと対戦するCS最終ステージ(S)の鍵を握ることはまず間違いないだろう。

チームは西武とのCS第1Sを連勝で突破。立役者は柳田だった。8日の初戦は1点を先制した3回。なおも2死二、三塁で高橋のスライダーを右中間のテラス席に運び、勝利をたぐり寄せた。そして、極めつきは9日の第2戦。当日が34歳の誕生日だった柳田は3回2死満塁で今井のスライダーをすくい上げ、右翼テラス席に放り込んだ。自身初のバースデーアーチはプレーオフ(PO)・CS史上13人目となる満塁本塁打。PSで柳田が一発を打てば、負けなしの11連勝。今季限りで退団する松田宣浩モデルのバットを使って2試合で計7打点を荒稼ぎし、PO・CS歴代2位に浮上する通算27打点とした。

一時は出場すら危ぶまれていた。9月30日の楽天戦(楽天戦)。4回の右翼守備でフェンス際の打球に大ジャンプし、でん部から強く落下。フェンスに後頭部を打ちつけ、途中交代を余儀なくされた。仙台市内の病院で首のむち打ち症状と診断され、翌日以降の状態が心配された。だが、首にテーピングをして“強行出場”した10月1日の西武戦(ベルーナD)では9回に一時同点となる23号ソロ。2日のロッテ戦(ZOZO)でも24号ソロを放ち、レギュラーシーズンを2戦連発で終えた。

今も首には湿布のようなものが見えるが「まあ、ボチボチです。プレーできれば大丈夫です」と頼もしい。CSと合わせて今季初の4戦連発に、藤本監督も「柳田が爆発してくれたら、必ず得点になるんでね。(点を取るには)柳田の前に走者を出すこと」と笑った。

リベンジの時が来た。今季、オリックスとは76勝65敗2分けの勝率5割3分9厘で並んだが、直接対決で10勝15敗と負け越し、シーズン最終戦の143試合目でリーグ優勝をさらわれた。PSで顔を合わせるのは、互いに前身の南海、阪急だった1973年以来49年ぶり。“同率対決“で雌雄を決す。

ただ、チームの前に鬼門が立ちはだかる。今季、京セラDでは3勝10敗と大苦戦。特にマジック9で迎えた9月17~19日の直接対決で3連敗。V逸の大きな要因となった。同球場では昨季から9カード連続勝ち越しなし。データ上は不利の条件がそろう。

しかし、柳田には関係ない。京セラDでの今季成績は11試合に出場し、球場別最高(パ6球団の本拠地に限る)の打率3割4分2厘を記録。4本塁打、8打点と得意にしている。初戦で激突するエース山本とは13打数2安打の打率1割5分4厘だが、ペイペイDで対戦した5月3日にグランドスラムを見舞った。その時の再現も、今のギータになら十分可能だ。「山本くんから全員で泥臭い1点を取って、何とかものにしたいです」と藤本監督。18、19年も同じくリーグ2位から日本一までのし上がった。短期決戦で無類の強さを誇るホークスが、再び下克上を成し遂げる。

文・中村晃大

1991年10月19日生まれ。30歳。東京都出身。法大から2014年に報知新聞入社。15年巨人担当、16~17年ヤクルト担当、19~21年阪神担当、22年からソフトバンク担当。

関連ページ

●  2022年プロ野球順位表|オープン戦|セ・リーグ|パ・リーグ|交流戦

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは?
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは?

セ・リーグ

パ・リーグ