巨人移籍後3シーズン目を迎える中田翔は、石垣島での自主トレを行っている。今回のテーマは「1年間を戦い抜く体つくり」にあるという。「ジャイアンツにきて1年間フルに試合に出られたことがないので、フルで出られるような体を作っている」。
昨年は重りを使ったウエイトトレーニングで体をいじめ抜いた。しかし「重りを持ってやることも大事ですが、体の反動を使ってしまうデメリットがある」ため、今年は自重を使ったトレーニングにシフト。「体の使い方やどこに体重が乗っているかを意識しながらやっています。しっかりと動きを意識してできるので、わかりやすくトレーニングできる」とすでに手応えを感じているようだ。
この日は雨模様だったが、石垣に来てからは天候に恵まれており「ここまでしっかりと練習ができています。バッティングでボールを打つ量を増やしました。去年の倍くらいは打っている」と充実したトレーニングができている。それら全てが新シーズンに向けた自信に繋がっているという。
「自信しかないし、常に自信を持って挑まなければいけない。そのためにここでトレーニングしています。今年に関しては、状態も良くここまでやってこれている。自信は常に持っています」
2年目の昨シーズンは109試合に出場し、打率.269、24本塁打、68打点の結果を残した。3年目の今シーズンは「キャリアハイを狙っていく」と力強く語る。「バッティングスタイルを変えるつもりはない。長打もホームランも打ちたい。打点も稼ぎたい」と新シーズンへの意気込みを語った。
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