今年もセ・パ交流戦の季節がやってきた。あまり見る機会のない異なるリーグのチームとの対戦は、やはり心が躍る。
豪快なホームランに圧巻の奪三振ショーや夢の対決──。見どころはたくさんある。そのなかで今回はセ・パ交流戦ででも注目したい守備の連係プレーを紹介する。
木浪聖也と中野拓夢が魅せた鮮やかなダブルプレー:阪神タイガース
今季から阪神の二遊間を守るのが、木浪聖也と中野拓夢のコンビだ。
昨季ショートのベストナインを受賞しながらセカンドにコンバートとなった中野にレギュラー復帰を果たした木浪のコンビは、開幕から数々の好プレーを魅せている。
4月14日の横浜DeNAベイスターズ戦では、三遊間への打球に木浪が足から滑り込みながらショートバウンドで捕球。その勢いを活かすように反転しながら二塁の中野へ送り、一塁へと渡ってダブルプレーを完成させた。
阪神が誇る二遊間が、交流戦でもパ・リーグの選手やファンにため息をつかせることだろう。
上川畑大悟が見せた美しすぎるスローイング:北海道日本ハムファイターズ
日本ハムのショートレギュラーに定着した2年目の上川畑大悟。勝負強い打撃と華麗な守備から付いた異名は「神川端」だ。
5月2日の埼玉西武ライオンズ戦では三遊間深いところへのゴロに滑り込みながら、ノーステップでのスナップスローで二塁へ送球。セカンドの水野達稀が精いっぱい伸びるアシストでアウトを奪った。
予測不能の離れ業──菊池涼介、上本崇司の二遊間コンビに注目:広島東洋カープ
10年連続ゴールデングラブ賞を受賞している菊池涼介は、今季もド派手なプレーで多くのファンを沸かせている。今季はショートでの出場が多い上本崇司とのコンビプレーは一見の価値アリだ。
4月29日の読売ジャイアンツ戦では、菊池涼が芸術的なグラブトスを披露。二塁ベース付近への緩い打球を捕球することなく、グラブで弾くようにトスする離れ業だったが、ショートの上本も予測していたかのようにしっかり反応してみせた。
吉川尚輝のたまらんファインプレーに応える坂本勇人:読売ジャイアンツ
抜群の身体能力を活かしたプレーが持ち味の吉川尚輝と、長く巨人のショートを守り続けてきた坂本勇人のコンビはプロ野球ファンにとっては垂涎モノだ。
5月9日の横浜DeNAベイスターズ戦では、セカンドの吉川がセンターへ抜けようかという打球を横っ飛びで捕球。倒れ込みながらもショートの坂本へ送り、ダブルプレーを完成させた。
小深田大翔、山﨑剛、安田悠馬が見せた鉄壁の中継プレー:東北楽天ゴールデンイーグルス
本職はショートの小深田大翔だが、今季はセカンド、サード、レフト、センターでの出場が続く。外野守備でも内野手らしい機敏な動きを随所で見せる。
4月6日の埼玉西武ライオンズ戦では、二死一塁からマキノンが放ったフェンス直撃の当たりを、レフトの小深田が素早く処理。ショートの山﨑剛、キャッチャーの安田悠馬と繋いで走者の生還を許さなかった。
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