今年もセ・パ交流戦の季節がやってきた。あまり見る機会のない異なるリーグのチームとの対戦は、やはり心が躍る。
豪快なホームランに圧巻の奪三振ショーや夢の対決──。見どころはたくさんある。そのなかで今回はセ・パ交流戦で注目したい今年ブレイクしそうな野手5人を紹介したい。
松井秀喜氏の背番号「55」を継ぐ秋広優人:読売ジャイアンツ
高卒3年目、巨人の秋広優人がレギュラーに定着しそうない勢いだ。秋広は身長200センチという長身であり、松井秀喜氏の背負っていた背番号「55」を受け継いだことで入団当初から注目を集めていた。
2年目まではわずか一軍出場1試合だったが、今年は4月半ば過ぎからレギュラーに定着した。4月29日の広島東洋カープ戦でプロ初ホームランをきれいな弾道でライトスタンドに突き刺すなど、ここまで打率.342、3本塁打、OPS.901。主力級の成績を残しており、巨人の新しい顔になる可能性も秘めている。
現役ドラフトから主軸打者となった細川成也:中日ドラゴンズ
昨年の12月に初めて行われた現役ドラフトで横浜DeNAベイスターズから中日ドラゴンズに移籍した細川成也が大ブレイクを果たしている。DeNAでの6年間で通算41安打、6本塁打だったにも関わらず、ここまで44安打を放ち打率.324はリーグ5位。3本塁打、OPS.860、得点圏打率.353と絶好調。
5月21日の巨人戦では昨年まで同僚だった三上朋也から、軽く振った様に見えるスイングで左中間スタンドへ運び込んだ。覚醒した大砲の打撃に注目が集まる。
10年目の大ブレイク関根大気:横浜DeNAベイスターズ
今年が10年目の関根大気は昨年まで控えでの出場がメインだった。規定打席に到達したことはなく、通算打率.223と打黥面では結果を残すことができていなかった。
しかし今年はレギュラーに定着し打率.364はリーグ2位。4月27日の東京ヤクルトスワローズ戦では前進守備の外野の頭を大きく超えるサヨナラタイムリー2ベースで勝利を呼び込むなど、得点圏打率.424はリーグ3位の成績を残している。
育成ルーキーから日本一チームのレギュラーとなった茶野篤政:オリックス・バファローズ
昨年のドラフト会議で育成4位指名を受けオリックス・バファローズに入団した茶野篤政が快進撃をみせている。春季キャンプとオープン戦で結果を残し開幕前に支配下登録を勝ち取ると、開幕戦では「8番ライト」でスタメン出場。その後も2試合をのぞいてすべてライトでスタメン起用されてきた。
打率.278と打撃面でも好成績を残しているが守備も堅実。5月9日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦ではフェンス際の大きなあたりをジャンピングキャッチすると、好返球でダブルプレーを完成させた。育成ルーキーのシンデレラストーリーはまだまだ続く。
チームを救うリードオフマン候補の池田来翔:千葉ロッテマリーンズ
開幕から好調な千葉ロッテマリーンズの池田来翔もブレイクしつつある。大卒2年目の池田は開幕二軍スタートだったが、5月6日に一軍昇格を果たすとここまで8試合に出場。打率.364、1本塁打、OPS.928といきなり結果を残している。荻野貴司や藤原恭大らリードオフマン候補が離脱していることもあり、1番で起用される試合も多い。
初めて1番を任された5月9日の西武戦ではプロ初ホームランを含む3安打猛打賞。このまま突き抜け、ブレイクする可能性も十分にありそうだ。
※数字は2023年5月23日終了時点
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