今年もセ・パ交流戦の季節がやってきた。あまり見る機会のない異なるリーグのチームとの対戦は、やはり心が躍る。
豪快なホームランに圧巻の奪三振ショーや夢の対決──。見どころはたくさんある。そのなかで今回は交流戦で注目したい外国人投手たちを、今季の活躍とともに紹介する。
開幕から16試合連続無失点、鷹の絶対守護神・ロベルト・オスナ:福岡ソフトバンクホークス
来日2年目の今季は福岡ソフトバンクホークスへと移籍、開幕から守護神の座を守っているのがメキシコ出身の剛腕ロベルト・オスナだ。
6月に千葉ロッテマリーンズに加入した昨季は、そこから29試合に登板して防御率0.91の好成績を残したオスナ。今季はここまで16試合で4ホールド、11セーブを記録し、防御率0.00をマーク。16回を投げて被安打6、与四球1でWHIP0.44と圧巻の成績を残している。
5月23日の北海道日本ハムファイターズ戦では、前の回を3者連続三振に抑えたモイネロのあとを受けると、オスナも3者連続三振のパーフェクトリレーを披露した。
昨季セーブ王は未だ防御率0.00、凄みを増した160キロ右腕ライデル・マルティネス:中日ドラゴンズ
中日ドラゴンズが誇る守護神は、160キロを超える速球を武器とするライデル・マルティネスだ。昨季は39セーブを挙げて自身初となる最多セーブのタイトルを獲得。来日7年目の今季はより凄みを増した存在となっている。
今季はここまで15試合に登板、2ホールド、11セーブを挙げ、防御率0.00。14回を投げて21奪三振と圧倒的な奪三振率を誇っている。パ・リーグの強打者たちを相手に三振を量産する姿に期待がかかる。
4月16日の読売ジャイアンツ戦では2点リードの9回に登板、2三振を奪い三者凡退に抑える好投で4セーブ目を挙げた。
サイ・ヤング賞にも輝いた「投げる科学者」トレバー・バウアー:横浜DeNAベイスターズ
今季のプロ野球で最も注目度の高い投手の1人でもあるトレバー・バウアー。2020年にメジャーリーグでサイ・ヤング賞を受賞した右腕の来日は、野球界に大きな衝撃を与えた。
初登板となった5月3日の広島東洋カープ戦では、7回98球を投げて7安打1失点9奪三振の快投で見事初勝利を飾った。その後は2試合続けてKOされるという屈辱を味わっているが、「投げる科学者」の異名をとる理論派右腕が、どのような調整をして交流戦に挑むのか楽しみにしたい。
今季からはアゴ髭がトレードマーク?来日7年目のドミニカン左腕C.C.メルセデス:千葉ロッテマリーンズ
2017年に来日し、育成契約で読売ジャイアンツに入団した左腕は、日本での7年目を新天地で迎えた。巨人時代には左肘を痛めて降板する際に涙を見せた熱い心の持ち主は、今季から顎髭を蓄えるスタイルにイメージチェンジ。
4月5日に初登板を果たすと、そこから先発ローテーションを守り、5月14日の北海道日本ハムファイターズ戦では6回4安打2失点(自責0)の好投で移籍後初勝利をマーク。巨人時代の昨季から続く自身の連敗を9でストップした。交流戦では古巣・巨人と対戦に期待したい。
先発への強い思いを胸に来日、長身左腕のフォスター・グリフィン:読売ジャイアンツ
一時は最下位に沈みながらもAクラスにまで浮上してきた読売ジャイアンツを支えるのが、来日1年目の長身左腕グリフィンだ。2020年にはメジャーデビューも果たした27歳は開幕前、「先発としてもう一回やりたいと強く思った」と巨人からオファーを受けた経緯について話していた。
その言葉通り、ここまで8試合で4勝1敗、防御率2.68を安定した投球で先発ローテーションを守っている。5月20日の中日ドラゴンズ戦では、6回2失点7奪三振の好投で4勝目をマーク。5回には先頭に安打を許しながらも後続から3連続三振を奪うなど、随所で奪三振能力も見せている。
※成績は全て5月25日時点
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