今年もセ・パ交流戦の季節がやってきた。あまり見る機会のない異なるリーグのチームとの対戦は、やはり心が躍る。
豪快なホームランに圧巻の奪三振ショーや夢の対決──。見どころはたくさんある。そのなかで今回は、これまでの交流戦で強さを発揮してきた投手投手たちを、今季の活躍とともに紹介する。
伝家の宝刀・チェンジアップで三振の山を築く濱口遥大:横浜DeNAベイスターズ
交流戦に強い投手の代表格とも言えるのが、横浜DeNAベイスターズの左腕・濱口遥大だ。通算14試合に登板、80回を投げて7勝1敗、91奪三振、防御率1.80と無類の強さを誇っている。
今季はここまで4試合で0勝3敗、防御率8.68と振るわないが、得意の交流戦で一気に復調する可能性もある。伝家の宝刀・チェンジアップでパ・リーグの強打者たちから三振の山を築く姿を、今年も期待したいところだ。
4月19日の読売ジャイアンツ戦では、地元・佐賀に凱旋。7回8安打4失点6奪三振という内容で敗れはしたものの、要所で三振を奪うピッチングで地元のファンを沸かせた。
現役最強投手はもちろんセ相手にも強い!山本由伸:オリックス・バファローズ
もはや説明不要の現役最強投手・山本由伸。2年連続で最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振、沢村賞に輝くなど、圧倒的なパフォーマンスを発揮している。
通算防御率1.97(155試合)を誇る右腕だが、交流戦に限定するとこれを上回る防御率1.82(19試合)を記録している。
平均150キロを超えるストレートや140キロ台中盤のフォークを武器とする山本だが、カーブも一級品。速い球を警戒する打者を相手に絶妙なコントロールで投じるカーブはため息ものだ。
交流戦通算防御率1.07のタフネス左腕・高梨雄平:読売ジャイアンツ
プロ入り以来6年続けて40試合以上に登板しているタフネス左腕の高梨雄平は、通算340試合に登板して防御率2.38の好成績を残している。これが交流戦では35試合で防御率1.07とさらに安定感を増す。
今季はここまで18試合で防御率4.80と振るわずにいるが、得意の交流戦で復調といきたい。
20年最優秀中継ぎ投手の祖父江大輔:中日ドラゴンズ
2014年のプロ入り以来リリーフ一筋で10年目の祖父江大輔は、通算439試合で防御率2.85、2020年には最優秀中継ぎ投手にも輝いたリリーフのスペシャリストだ。
交流戦では通算50試合で防御率1.93と圧巻の成績を残しており、21試合で防御率0.92と絶好調の今季はさらなる活躍に期待がかかる。
超インステップ投法の左キラー・大江竜聖:読売ジャイアンツ
読売ジャイアンツからはもう一人、リリーフ左腕を選出。7年目の大江竜聖だ。超インステップからサイドスローで投じる球は独特な軌道を描き、初見の打者が打つのは至難の業。
大江は通算117試合で防御率3.79という成績だが、交流戦では11試合で防御率0.00のを記録。試合数自体がまだ少ないが、左キラーとしてパ・リーグの打者たちをどう料理するのか楽しみだ。
※成績は5月27日時点
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