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【最強は誰だ?】侍ジャパン戦でも豪快な一発。竜打線の起爆剤として期待されるアリスティデス・アキーノ|中日ドラゴンズ|プロ野球

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【最強は誰だ?】侍ジャパン戦でも豪快な一発。竜打線の起爆剤として期待されるアリスティデス・アキーノ|中日ドラゴンズ|プロ野球(C)Getty images
【プロ野球 コラム】2023年のプロ野球最強助っ人外国人選手は一体誰か?DAZN NEWSでは今季注目の新助っ人外国人選手をピックアップ。第7弾は中日ドラゴンズのアリスティデス・アキーノを紹介する。
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投手、野手ともに、目を見張るような衝撃的なデビューを飾る選手が野球界には稀に現れる。その瞬間最大風速はハリケーンのごとき勢力で紙面を賑わせ、ファンに強烈な印象を植え付ける。

プロ野球にも過去にそんな選手たちがいる。1986年のドラフト1位で中日に入団した近藤真一は、翌年の8月9日の巨人戦で空前絶後の「初登板ノーヒットノーラン」の偉業を達成した。88年に巨人に加入した台湾出身の呂明賜は、ウォーレン・クロマティの戦線離脱で一軍昇格のチャンスをつかむと、初打席初本塁打を皮切りにデビュー9試合で7本塁打の大噴火を見せ、「アジアの大砲」としてファンの耳目を集めた。

ただ、2人の共通点は、その後が続かなかったこと。近藤は2年目こそ8勝をマークするも以降は1勝も挙げられず、94年に現役を引退。呂はクロマティの復帰や外国人枠の問題で出場機会が激減し、89年からの3シーズンはわずか2本塁打に終わり、母国のプロリーグへと帰っていった。中日が打線強化の目玉として補強したアリスティデス・アキーノも、MLBでは彼らと同じような道筋をたどった選手だ。

パワーヒッター&強肩で竜打線の起爆剤となるか

ドミニカ共和国出身のアキーノは2011年に国際フリーエージェントでシンシナティ・レッズに入団。パワフルな打撃は早くから注目され、マイナーの階段を順調に駆け上がったアキーノは、人生のターニングポイントとなる19年を迎える。

前年に1打席だけメジャーの空気を体験したアキーノはこの年、マイナー最上級の3Aで打ちまくり、78試合で28本塁打と驚異的なペースでホームランを量産。当然のごとくメジャーから声がかかり、8月1日に自身2度目のメジャー昇格を勝ち取った。

最初の2試合こそノーヒットに終わったが、3試合目にサイ・ヤング賞投手のダラス・カイケルからメジャー初アーチを記録すると、そこからは打ち出の小槌のようにホームランが飛び出す。8月6日のロサンゼルス・エンジェルス戦からは4試合連続でホームランを放ち、特に8月10日のシカゴ・カブス戦ではメジャー記録に並ぶ3イニング連続本塁打と神がかった活躍を見せ、スポーツニュースの話題を独占。当時カブスを率いていたジョー・マッドン監督(20年から3年間は大谷翔平のボスとして日本でもお馴染み)が、「彼は誰だ?エリック・デービスなのか?」と同じ背番号「44」を背負ったレッズのレジェンドの名前を引き合いに出して感嘆するほど、この時の猛打は凄まじかった。

その後も勢いは衰えず、「キャリア最初の16試合で10本塁打を記録したMLB史上初の選手」「ナ・リーグの新人選手による月間最多本塁打記録」「月間最多本塁打の球団タイ記録」など様々な称号を手に入れ、8月は29試合で打率.320・14本塁打・OPS1.158の成績で、同月の月間MVPを受賞した。

しかし、このハリケーンは、翌月には勢いを失う。外角に逃げる変化球に手を出す悪癖を相手投手に見抜かれ、9月は27試合で打率.196・5本塁打・OPS.619と、別人のように打てなくなった。このジェットコースターのような19年以降はチームの戦力補強による出番減も相まって、出場は3シーズン合計で187試合にとどまり、打率.192・22本塁打・OPS.647と球団を納得させる成績を残せずオフにFAとなった。

アキーノの最大の武器は言わずもがなパワーだ。直近2年も打率こそ低いがいずれも10本塁打を記録しており、このあたりの性能は衰えていないだろう。出場2試合目となった2/26の広島とのオープン戦でも、レフトスタンドに弾丸ライナーの一発をたたき込んだ。

バッティングフォームは、MLB時代は極端なオープンスタンスと直立姿勢が目立つ独特なもので、元ソフトバンクのトニー・バティスタを彷彿とさせたが、今ではだいぶ落ち着いてしまい、個性的なフォームが日本で見られないのは少々残念。また、外野守備について範囲自体は広くないものの、メジャーでも指折りの強肩として鳴らしており、ライトからの返球も見どころのひとつだ。

昨季、12球団ワーストの62本塁打に終わった中日打線の底上げを託されたアキーノ。変化球や細かいコントロールで勝負するNPBでは、弱点がより顕著になる可能性はあるが、「バッティングも守備も、良くなるようにしたい」と日本での変身を誓う。2月26日の広島戦から侍ジャパンシリーズにかけて3戦連発と日本のファンに挨拶は済ませており、異国の地で再び台風を起こすか注目していきたい。

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