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【コラム】博多を熱狂させるどんたくシリーズ 7連勝中の本拠地で最大のライバルを相手に好相性の軍師・三森大貴に期待|プロ野球

【コラム】博多を熱狂させるどんたくシリーズ 7連勝中の本拠地で最大のライバルを相手に好相性の軍師・三森大貴に期待|プロ野球(C)産経新聞社
【プロ野球 コラム】福岡ソフトバンクホークス取材歴20年を超える田尻耕太郎氏による鷹コラム。昨季、優勝を争った王者オリックス・バファローズとのゴールデンウィーク連戦の見どころを紹介する。
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ドーム開業30周年メモリアルイヤーにふさわしい本拠地7連勝

今シーズン開幕から、ホークスは本拠地PayPayドームの全ての試合を勝ち続けている。

3月31日からの開幕シリーズだったマリーンズ3連戦に始まり、4月11日と12日のファイターズ戦も勝利した。その後、長いビジターで5連敗を喫したが、26日に地元に戻ってきたチームは息を吹き返した。イーグルスを下してトンネルを脱出し、27日も連勝した。

球団の本拠地開幕連勝記録は、南海ホークス時代の大阪球場で1965年にマークした19連勝だが、1993年に福岡ドームが開業して以降は2005、2008、2012年の5連勝が最長だった。現時点で7連勝。今季はドーム開業30周年でもあり、そのメモリアルイヤーで記録を更新している。

「どんどん記録を伸ばしていきたいです」

藤本博史監督は喜びというよりも、気を引き締め直すような硬い表情でそのように語った。

次のPayPayドームは5月2日~4日のバファローズ戦となる。

4年ぶりの「博多どんたく」で賑わう福岡で最大のライバルを迎え撃つ

大型連休の福岡では「博多どんたく港まつり」が開催されており、この時期に行われる地元福岡での試合は「どんたくシリーズ」と称され、福岡の街のもう1つのお祭りのように大いに盛り上がる。

しかも相手がバファローズとなれば、街もホークスファンも熱量のギアが1つ、2つと上がっていくに違いない。

3年ぶりのリーグ優勝を目指すホークスにとって、昨季まで連覇を果たしているバファローズは最大のライバルと言っていい。なにより、昨シーズンの両チームは76勝65敗2分の勝率.539と全く同じ戦績だったにもかかわらず、現行のパ・リーグの規定の『当該球団間の対戦勝率で順位決定』により後塵を拝した。

昨季のバファローズ戦は10勝15敗。過去のプロ野球で1位と2位がゲーム差なしでフィニッシュした例はあったが、同率で並んだ例はなく、ホークスは史上初めてのケースでの歴史的V逸に名を刻んでしまったのだ。

「目から変な汁が出た」

野球で涙したことはなかったという藤本監督。一生忘れないという悔しさを敢えて独特な言い回しで表現したのが、逆に周りの心に響かせるものがあった。

まだ5月が始まったばかりで順位をシビアに考える時期ではないというのが通常だが、いや、1つ1つの試合の重みを特に感じさせるカードが今年のどんたくシリーズで実現した。

打倒オリックスで期待したい軍師・三森大貴

今季の両チームは4月4日~6日、京セラドーム大阪での3連戦で激突している。ホークスは初戦を6-1、2戦目は5-0と連勝し、3戦目は2-7で敗れたものの2勝1敗と勝ち越した。

この時の3試合で1本塁打を含む計5打点を挙げた近藤健介、同じく1本塁打4打点の栗原陵矢には引き続きポイントゲッターとしての期待がかかる。また、開幕から16試合目までは1打点のみだった柳田悠岐が、4月23日のマリーンズ戦で1号本塁打を放って以降は持ち前の勝負強さを一気に取り戻している。やはりギータは頼りになる。

チャンスメーカーにはそのバファローズ3連戦で打率.538を残していた牧原大成を挙げたかったが、左脚の故障で28日に登録抹消となってしまった。その穴を埋めるべく期待したいのは三森大貴だ。今季は不振で出遅れたが、バファローズ戦は昨季の対戦で打率.328、3本塁打とよく打っていた。リードオフマンとして起用される可能性の高いこの左打者には注目だ。

また、相手先発ローテは初戦から宮城大弥、田嶋大樹ときて、3戦目には山下舜平大や小野泰己の名前が挙がっている。山下も小野も福岡出身で“地元凱旋”となるが、もし山下の先発となれば、強力ホークス打線のマッチアップは贔屓チームにかかわらず野球ファン必見となる。防御率0.52、得点圏被打率.000の右腕をどのように攻略していくのか大注目だ。

そしてホークスの先発ローテは大関友久が初戦、和田毅が2戦目に投げる見込みだ。和田は4月5日の今季初勝利をバファローズ戦で飾っており、この日は5回無失点と好投している。3戦目の木曜日は、前週の森唯斗が白星を挙げたものの出場選手登録抹消となっておりローテを再編して臨むことになる。

今季は有原航平やジョー・ガンケルといった新戦力が1軍未登板。ファームでじっくり調整を積んでおり、どのタイミングで“鷹デビュー”を果たすのか注目されている。また、今季1勝目を目指す高橋礼や武田翔太も控えており、今季の先発投手は例年以上の分厚い戦力層となっている。

文・ 田尻耕太郎

1978年生まれ、熊本市出身。法政大学卒。ホークス球団誌の編集を経て、2004年夏にフリーに。一貫して「タカ番」スタイルの現場主義を大切に取材活動を続けており、2021年にちょうど20年目のシーズンを迎えた。「Number」など雑誌・ウェブ媒体への執筆のほか、ラジオ出演やデイリースポーツ特約記者も務める。

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