今年の交流戦で注目すべきセ・リーグのバッターは「不振に喘ぐ神様」になりそうだ。プロ野球解説者の谷繁元信氏が、5月30日に開幕する日本生命セ・パ交流戦2023の見どころを紹介した。
今季のセ・リーグは、打率4割に迫る横浜DeNAベイスターズの宮﨑敏郎を筆頭に打率ランキング上位10名が3割を超えるなど、打者の活躍が目立つ。セ界を代表する好打者たちが、パ・リーグのパワーピッチャーたちを相手にどのような結果を残すか。交流戦の注目ポイントの1つと言えるだろう。
DAZNのYouTube企画「DAZN NEWS TV 2023 セ・パ交流戦超プレビュー」に出演した谷繁氏や、野球解説者の辻発彦氏、週刊ベースボールの小林光男編集長がMCの中川絵美里さんがセ・リーグの注目打者を紹介。3票を獲得したのが、ここまで打撃不振で苦しむ東京ヤクルトスワローズの村上宗隆だった。
昨年は打率.318、56本塁打、134打点の成績を残し、NPB史上最年少となる22歳で令和初の三冠王を達成した“村上様”。WBCでは侍ジャパンの一員として世界制覇に貢献した。しかし今シーズンは打率.219、8本塁打、26打点と開幕から打撃不調が続いている。
(C)DAZN
村上の不調について辻氏は「良くなりつつあったが、まだ本来の感じではない。下半身の粘りがないように感じますね」と体のコンディション不良が打撃に影響していると指摘した。
谷繁氏は「今年6年目でずっと右肩上がりできた。去年三冠王になって今年は『さらに』と思ったでしょう。高いレベルで壁にあたったのかな」とプレッシャーによるものだと見ている。
しかし小林氏は「交流戦で対戦相手も変わって新鮮な気持ちになる。去年も3割5分、ホームランも6本。期待したい」とコメント。谷繁氏も「この交流戦でグッとくるきっかけになるかもしれな。パ・リーグのファンは気をつけてください」と、小林氏と同様に交流戦がきっかけで不振を脱却する可能性があるとの見方を示した。
村上と共に要注意選手として名前が上がったのはハマのプーさんこと宮﨑だ。5月24日の時点では打率.412、9本塁打、27打点、OPS1.216と圧倒的な成績を残していた宮﨑。谷繁氏は好調の要因について「元々バッティングの技術はある。今年はちょこちょこ休みながらプレーして体調がいい」と適度な休養にあると見ているようだ。
打撃絶好調のハマのプーさんと不振に喘ぐ村神様。対照的な2人が、交流戦でどのような活躍を見せるのか注目だ。
なお動画ではセ・リーグ注目の投手についても紹介。阪神タイガースで活躍する大竹耕太郎や村上頌樹らについても語っている。
■【2023 セ・パ交流戦 超プレビュー #1】こいつに気をつけろ!セ・リーグ編
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