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【インタビュー】盤石のオリックスに挑むのは粘りのロッテか爆発力のソフトバンクか パ・リーグのCSを指揮者が展望|プロ野球

【インタビュー】盤石のオリックスに挑むのは粘りのロッテか爆発力のソフトバンクか パ・リーグのCSを指揮者が展望|プロ野球(C)産経新聞社
【プロ野球 インタビュー】DAZNで解説を務める飯田哲也氏に、パ・リーグのクライマックスシリーズを展望してもらった。
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10月14日から『2023 パーソル クライマックスシリーズ パ』が開幕する。ファーストステージでは、パ・リーグ2位の千葉ロッテマリーンズと同3位の福岡ソフトバンクホークスが対戦。勝ち上がったチームが、パ・リーグ優勝のオリックス・バファローズとファイナルステージを戦う。

DAZNで解説を務める飯田哲也氏に、『2023 パーソル クライマックスシリーズ パ』を展望してもらった。

最終戦までもつれたパ・リーグのCS争い

20231012-NPB-POLANCO(C)産経新聞社

──パ・リーグのクライマックスシリーズ争いは最終戦までもつれましたが、飯田さんはどのようにご覧になりましたか?

最後までもつれる大混戦でしたね。楽天は後半戦になって勢いが増してそのままAクラス入りするかと思いましたが、最後の最後で力尽きてしまいました。ロッテは13個の貯金を吐き出してどうなるかなと思いましたが、最後の最後に粘りを見せましたね。

そのなかでソフトバンクはとても残念な結果に思います。昨年は勝敗でオリックスと並んで、直接対決の差で優勝を逃した。その悔しさがあったはずなのに、今年もゲーム差なし、勝率で1毛差により3位になりました。あれだけの補強をして、オリックスに大差をつけられたなかで、2位からも滑り落ちた。CSにいけたからいいというわけではないですし、勝てる試合で勝てないとこうなる。それは去年学んだはずですが、やはり今年は勝負弱さに泣いたシーズンだったと思います。

──一時は13連敗を喫してAクラスも不安視されていましたが、なんとか耐え切ったという印象でしょうか?

13連敗中は何をしてもうまくいかないような感じでしたが、連敗を止めてからの戦いはここまで積み重ねてきた経験を生かせたと思います。なかなか3連勝できないと言われていましたが、逆に大きな連敗もなかった。ここは負けちゃダメだというところでしっかりと勝ちを拾っていた印象です。しかし、本来は「ここを勝たなければいけない」という試合に勝たないといけないチーム。そういう意味では、やはり勝負弱さが目立ったシーズンですね。

──13連敗以降のチームはどのようにご覧になりましたか?

明確にバントを使うようになりましたね。スコアリングポジションにランナーを進めて、そこから一本打って点を取る。あれだけ3番と4番がしっかりしているので、1番、2番が塁に出ると得点のチャンスは高まります。そこで周東佑京がフィットするようになって、いい形で点が取れるようになりました。打線はいい感じになっていますね。

一方で投手は有原航平にかなり助けられました。千賀滉大の穴は彼が完全に埋めてくれたと思います。そのなかで2つの誤算があり、1つはベテラン勢。今季は常にこの話をしていますが、石川柊太と東浜巨の成績は残念ですね。彼らは年齢や実績を考えてももっとやらなければいけない。そんな彼らが揃って貯金を作れなかったことが響いたなという印象です。

もう1つは中継ぎです。ホークスといえば強力な中継ぎが武器でしたが、今季はモイネロの離脱が痛かった。守護神のオスナが圧巻の投球をしていただけに、そこに繋ぐ7回、8回をどう切り抜けるかというところで、今年はかなり苦戦しましたね。

──2位となったロッテについてはいかがでしょうか?

夏場までは丁寧に勝ちを積み上げていましたが、佐々木朗希の離脱などもありシーズンが進むにつれて苦しい戦いを強いられました。打線については、ポランコがホームラン王になりましたが、突出した選手がいるわけではなかった。最後の最後に2位になりましたが、シーズンを通してレギュラーを固定できていなかったことがこの要因かなと思います。

オリックスの横綱相撲かロッテの粘りかソフトバンクの爆発力か

20231012-NPB-KONDO(C)産経新聞社

──そんなロッテとソフトバンクがファーストシリーズを戦います。

ホークスにとっては、敵地での対戦になったことがかなり大きいと思います。今季はZOZOマリンで4勝1分8敗と圧倒的に負け越しています。とはいえ、対マリーンズでは5連勝で終えているので、ファーストステージでどうなるか楽しみです。ロッテは、ホームのあの雰囲気で試合ができることは大きなアドバンテージなので、いい試合になると思います。

──この戦いを勝ち上がったチームがオリックスと対戦します。

今年はオリックスが圧倒的でした。順当にいけばどちらがきてもオリックスが勝つと思います。それだけ先発の力がずば抜けていますし、若い選手もどんどんでてくる。他のチームと比べると先発の質と数が圧倒的です。

ただ、その投手陣を打ち崩せる可能性があるのはホークスだと思っています。オリックスの課題を挙げるなら得点力。頓宮裕真の状態がわからないままファイナルステージに臨むことになると思うので、撃ち合いになればホークスにもチャンスがあると思います。ただ、オリックス相手に撃ち合いになる試合はそれほど多くないでしょう。

インタビュー= 川嶋正隆

1986年5月9日生まれ、福岡県福岡市出身。大学卒業後に携帯サイト『超ワールドサッカー』でライター兼編集者として勤務。2018年からフリーライターとしての活動を開始し、2020年からは念願かなってDAZN NEWSでプロ野球を担当している。

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