2024年ドラフト総評
育成含め8人中7人が身長180センチ以上の投手
日本ハムは支配下で6名、育成で2名の合計8名を指名した。1回目の入札で宗山塁の抽選を外したが、2回目は2球団競合となった柴田獅子(福岡大大濠高)の抽選をものにし、交渉権を獲得した。投打二刀流の可能性も秘めた身長187センチの大型右腕に対する期待値は高い。
2位以下では次々と投手を指名。2位の藤田琉生(東海大相模高/198センチ)、3位の浅利太門(明治大/186センチ)、4位の清水大暉(前橋商高/192センチ)、6位の山城航太郎(法政大/183センチ)、育成1位の川勝空人(生光学園高/180センチ)、育成2位の澁谷純希(帯広農高/182センチ)と全8名のうち7名が投手。そして全員が身長180センチオーバーで、さらに1位から4位の4人は185センチ超え。大型投手を大量指名した。
今シーズン福島蓮(190センチ)、柳川大晟(191センチ)がブレイク。達孝太(194センチ)もプロ初勝利をあげており、彼らに続く高身長投手の誕生も近そうだ。
唯一の野手である5位の山縣秀(早稲田大)は守備に定評のあるショート。ショートは水野達稀が台頭してきたもののレギュラー盤石とは言い難い。上川畑大悟や奈良間大己を含めて競争が激しくなりそうだ。
選択選手一覧
順位 | 選手 | 守備 | チーム |
---|---|---|---|
1位 | 柴田獅子 | 投手 | 福岡大大濠高 |
2位 | 藤田琉生 | 投手 | 東海大相模高 |
3位 | 浅利太門 | 投手 | 明治大 |
4位 | 清水大暉 | 投手 | 前橋商高 |
5位 | 山縣秀 | 内野手 | 早稲田大 |
6位 | 山城航太郎 | 投手 | 法政大 |
育成1位 | 川勝空人 | 投手 | 生光学園高 |
育成2位 | 澁谷純希 | 投手 | 帯広農高 |
選択選手紹介
1位指名・柴田獅子(しばた・れお)
福岡大大濠高で甲子園出場はなし。3年夏の福岡大会は決勝で新庄剛志監督の母校でもある西日本短大付高に敗れた。同試合を見た新庄監督がほしいと思った逸材。身長187センチの大型右腕だが高校通算19本塁打と打撃面でもポテンシャルは高く投打二刀流の可能性も秘めている。ストレートの最速は149キロで変化球はスライダーとカーブを操る。新庄監督曰く、将来性が抜群でバッティングの軌道が大谷翔平(ドジャース)に似ているとも。無限の可能性を北の大地で爆発させる。
ポジション | 投手 | 生年月日 | 2006年4月18日 |
身長 | 187cm | 体重 | 87kg |
投打 | 右投左打 | 経歴 | 福岡大大濠高 |
2位指名・藤田琉生(ふじた・りゅうせい)
東海大相模高では3年夏の甲子園に出場した。甲子園では3試合に登板し21回1/3を投げ防御率0.84と好投。大会終了後には侍JAPAN・U18日本代表の一員としてアジア大会に出場した。同大会では5回2/3を投げ防御率0.00。身長198センチの超大型左腕で角度があるのはもちろん腕の振りが力強い。カーブ、スライダー、チェンジアップといった変化球と、140キロ代後半のストレートによる緩急で打ち取っていく。素材型ではあるが早い段階での先発ローテーション入りにも期待がかかってくる。
ポジション | 投手 | 生年月日 | 2006年11月17日 |
身長 | 198cm | 体重 | 96kg |
投打 | 左投左打 | 経歴 | 東海大相模高 |
3位指名・浅利太門(あさり・たもん)
興国高時代に甲子園出場はなし。プロ志望届を提出せず明治大に進学。3年春にリーグ戦デビューを果たし中継ぎとして起用されてきた。身長186センチの長身から投げ下ろされるストレートの最速は150キロを超え、チェンジアップなどの変化球も駆使。球団は中継ぎだけでなく先発としても評価している。
ポジション | 投手 | 生年月日 | 2002年9月6日 |
身長 | 186cm | 体重 | 88kg |
投打 | 右投右打 | 経歴 | 興国高−明治大 |
4位指名・清水大暉(しみず・だいき)
前橋商高では2年夏の甲子園に出場。1回戦のクラーク高戦に中継ぎとして登板するも2/3回を投げ5失点(自責1)と打ち込まれた。3年夏は群馬大会決勝で敗退した。身長193センの長身右腕でストレートの最速は150キロに迫る勢い。素材型としての評価が高い。
ポジション | 投手 | 生年月日 | 2006年7月17日 |
身長 | 192cm | 体重 | 95kg |
投打 | 右投右打 | 経歴 | 前橋商高 |
5位指名・山縣秀(やまがた・しゅう)
早大学院高時代に甲子園出場はなし。プロ志望届は提出せず早稲田大へと進学した。2年秋からレギュラーを掴むと、3年春に打率.366とブレイクしショートでベストナインを受賞。侍JAPAN大学日本代表にも選出され、プラハ大会では打率.308の活躍を見せた。守備に定評があり世代トップクラスの守備力を誇る。
ポジション | 内野手 | 生年月日 | 2002年5月1日 |
身長 | 176cm | 体重 | 80kg |
投打 | 右投右打 | 経歴 | 早大学院高−早稲田大 |
6位指名・山城航太郎(やましろ・こうたろう)
福岡大大濠高時代に甲子園出場はなし。2年時に投手に転向するも同学年に山下舜平大(現オリックス)がいたこともあり野手としてプレーする試合が多かった。その後プロ志望届は提出せずに法政大へと進学。3年秋にリーグ戦初登板を果たし、4年秋のリーグ戦で初勝利をマークした遅咲き。最速154キロと出力が高い右腕で中継ぎとしての適性が高い。
ポジション | 投手 | 生年月日 | 2002年9月3日 |
身長 | 183cm | 体重 | 84kg |
投打 | 右投右打 | 経歴 | 福岡大大濠高−法政大 |
育成1位指名・川勝空人(かわかつ・そらと)
生光学園高で甲子園出場はなし。1年秋からベンチ入りしていた右の本格派。3年時に右肘を故障するも3年夏の徳島大会には中継ぎとして出場した。ストレートの最速は153キロを誇りスライダー、スプリットなどの変化球を操る。
ポジション | 投手 | 生年月日 | 2007年2月11日 |
身長 | 180cm | 体重 | 88kg |
投打 | 右投右打 | 経歴 | 生光学園高 |
育成2位指名・澁谷純希(しぶやじゅんき)
帯広農業高で甲子園出場はなし。3年夏の北北海道大会、十勝地区2回戦(帯広緑陽高戦)では9回完封22奪三振の快投を見せたドクターK。2年時は怪我のため投手としてではなく野手としてプレーしていた。
ポジション | 投手 | 生年月日 | 2006年11月25日 |
身長 | 182cm | 体重 | 87kg |
投打 | 左投左打 | 経歴 | 帯広農業高 |
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