選手紹介
プロ入り前
岡山県岡山市出身。小学校1年生で投手として野球を始めた佐野恵太は、2010年に広島の名門である広陵高に進学。2年生から内野手(二塁手兼遊撃手)として出場機会を増やすと、2年秋の大会では強肩を買われて捕手に転向しチームの主力として活躍するが、在学中に甲子園出場の夢は叶わなかった。それでも高校卒業後は、大学野球の名門である明治大学へ進学する。
2年時となった2014年からは、東京六大学野球のリーグ戦に出場。主に一塁手としてリーグ戦では通算63試合に出場し、54安打、6本塁打、33打点、打率.270を記録すると、2015年秋と2016年春には一塁手としてベストナインに選出された。
大学時代の活躍もあって、2016年のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから9巡目の指名を受けた。しかし、これは支配下登録選手として87人中84番目の指名であり、セ・リーグでは最終指名選手とプロ入り時にはそれほど高い評価を得られていなかった。
プロ入り後
そんな佐野だが、プロ入り後はその打棒で首脳陣を納得させる。1年目の2017シーズンはオープン戦から打撃が好調で、開幕一軍入りを掴む。すると3月31日に行われた東京ヤクルトスワローズ戦の7回に代打で一軍デビューとなった。
さらに4月8日の中日ドラゴンズ戦で、若松駿太から中前適時打でプロ初安打と初打点を記録した佐野は、続く9日の中日戦で6番・一塁手としてプロ入り初となるスタメン。幸先の良いスタートとなったが、その後は結果を残せずに一軍と二軍を行き来する状況が続く。最終的に1年目は一軍で18試合に出場、2安打、1打点、打率.095と悔しい結果に。一方、イースタンリーグでは77試合に出場し、チーム内トップとなる11本塁打をマークするなど、二軍では出色の出来を見せた。
2年目も開幕一軍を掴むと、代打として起用される。6月1日に行われた交流戦の福岡ソフトバンクホークス戦で、5番・左翼手としてこのシーズン初のスタメン出場を果たすと、2回の第一打席で千賀滉大からプロ初本塁打を放った。結局、前年より大きく出場試合数を伸ばした佐野は、73試合で29安打、5本塁打、14打点、打率.230の成績を残している。
迎えた3年目は、佐野にとって大きな一年となる。4月4日の東京ヤクルトスワローズ戦で、自身初となる満塁弾を放つ勝負強さを見せると、徐々にスタメンでの起用が増えていく。さらに8月には、主砲の筒香嘉智が2番に回ったことを受けて、佐野が4番に抜擢された。結局このシーズンは89試合に出場し59安打、5本塁打、33打点、打率.295と打撃成績が向上。さらにシーズン後には、筒香のMLB挑戦を受けてキャプテンを任されることが決まった。
チームのまとめ役となり、さらには打線の鍵を握る4番も任されるなど、様々な重圧を一気に背負うことになった2020シーズン。オープン戦こそ苦しんだものの、開幕後からは結果がついてくる。筒香のようなホームランバッターではないが、繋ぎの4番として打線を牽引。さらに7月24日に行われた広島東洋カープ戦で、劇的な逆転満塁本塁打を放つなど、相変わらずの勝負強さを見せている。
チームはBクラスに終わったものの、8月には月間打率.343、6本塁打、22打点の好成績を残して初の月間MVPを獲得。さらに球団タイ記録となる5試合連続本塁打をマークし、自身初となる首位打者のタイトルを獲得するなど飛躍の一年となった。
2021シーズンは、三浦大輔新監督の下で主将を継続することが決まった。
プレースタイル
打率を残せる安定感があり勝負強いバッティングで存在感を放っている。スイングスピードの速さ、ボールコンタクトのうまさ、パワー溢れる力強い打撃が持ち味。
プロ入り前から内野手や外野手、捕手など様々なポジションで活躍してきた。プロ入り後は主に一塁と外野を守っている。
筒香の移籍後、佐野をキャプテンに指名したアレックス・ラミレス監督は「キャプテンに向いているレベルを10段階で表すと、佐野は8~9ほどある」とキャプテンシーを高く評価している。
プロフィール・経歴
背番号 | 7 |
ポジション | 外野手 |
身長/体重 | 178cm/88kg |
生年月日 | 1994年11月28日 |
投打 | 右投左打 |
出身 | 岡山県 |
血液型 | A |
経歴 | 広陵―明大─DeNA |
ドラフト | 2016年ドラフト9位 |
年度別成績
※2021シーズン終了時点
年度 | 所属球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁刺 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 長 打 率 | 出 塁 率 |
2017 | 横浜DeNA | 18 | 24 | 21 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 0 | .095 | .143 | .208 |
2018 | 横浜DeNA | 73 | 130 | 126 | 6 | 29 | 4 | 0 | 5 | 48 | 14 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 26 | 3 | .23 | .381 | .246 |
2019 | 横浜DeNA | 89 | 215 | 200 | 23 | 59 | 10 | 0 | 5 | 84 | 33 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 | 2 | 39 | 9 | .295 | .420 | .344 |
2020 | 横浜DeNA | 106 | 451 | 402 | 48 | 132 | 20 | 1 | 20 | 214 | 69 | 0 | 0 | 0 | 3 | 42 | 4 | 58 | 13 | .328 | .532 | .395 |
2021 | 横浜DeNA | 143 | 615 | 545 | 73 | 165 | 34 | 2 | 17 | 254 | 72 | 0 | 1 | 0 | 4 | 61 | 4 | 73 | 14 | .303 | .466 | .376 |
通算成績
※2021シーズン終了時点
試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁刺 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
429 | 1435 | 1294 | 151 | 387 | 69 | 3 | 47 | 603 | 189 | 1 | 1 | 0 | 8 | 122 | 11 | 201 | 39 | .299 | .466 | .362 |
タイトル
タイトル | 受賞年 |
---|---|
ベストナイン | 2020年 |
首位打者 | 2020年 |
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