選手紹介
プロ入り前
静岡県駿東郡小山町出身。幼少の頃から野球に取り組むと、高校からは越境し神奈川県の桐蔭学園高に入学した。1年生からベンチ入りを果たし、2年生の秋から遊撃手のレギュラーに定着するが、甲子園出場は叶わなかった。
卒業後は東洋大に進学し、1年時の春から東都大学野球に出場。同年の秋季リーグからは三塁手として定着した。
3年時には、チームの副主将に就任し、4番打者を務めた。この年は春、秋連続で三塁手としてベストナインに選出されている。
主将を務めた4年時には遊撃手へ再転向。すると、今度は遊撃手として春、秋連続でベストナインに選出された。在学中には5度のリーグ優勝、4度の全国制覇を経験している。
また3年時からは、大学野球の日本代表としても活躍。2010年に行われた第5回世界大学野球選手権大会では、三塁手として一番、三番打者を務めて、日本の銅メダル獲得に貢献。4年時には、第38回日米大学野球選手権大会に出場した。
大学野球で様々なタイトルを獲得し、国際舞台で貴重な経験を積んだ鈴木。千葉ロッテマリーンズから、2010年に退団した西岡剛の穴を埋める正遊撃手候補として高い評価を受け、2011年のドラフト会議で3巡目指名を受けて同球団に入団した。
ロッテ時代
2012年の春季キャンプは一軍に抜擢されたが、インフルエンザにより途中離脱となってしまう。それでも6月2日の中日ドラゴンズ戦で代走起用からデビューを果たすと、同月11日の読売ジャイアンツ戦では代打で登場し初安打を記録した。その後も途中出場を中心に、1年目は62試合に出場し37安打をマーク。打率.274の成績を残した。
2年目の2013シーズンは開幕当初こそ二塁手として出場するが、シーズン途中で遊撃手のポジションを掴む。チームで唯一となる全144試合に出場し、127安打、5本塁打、50打点、打率.264をマーク。翌シーズンからはチームキャプテンに任命されると、2年連続となる全試合出場を達成し、打率.287と打撃成績も向上した。
その後も鈴木はチーム事情に合わせて守備位置を変えながらも、安定した打撃成績と、守備力の高さから重宝される。2017シーズンは二塁手にコンバートされると、すぐさま二塁手のゴールデングラブ賞を獲得。2018シーズンには遊撃手に戻ったが、2019シーズンは一塁手や外野手としてもプレーした。
2019シーズン中に国内FA権を取得した鈴木は、シーズン終了後にこの権利を行使。ロッテの他に、東北楽天ゴールデンイーグルス、読売ジャイアンツの3球団による争奪戦となり、同年11月18日に楽天への入団が合意に達したことが発表された。
楽天時代
楽天では主に2番・三塁としてプレー。2020年6月19日に行われたオリックス・バファローズ戦で8回に神戸文也から適時打を放ち、通算1000本安打を達成した。120試合に短縮されたシーズンながらもキャリア敗となる打率.295をマークするなどバットで貢献。さらに三塁手としてゴールデングラブ賞、ベストナインを受賞した。
プレースタイル
コンパクトなスイングから安打を放つバットコントロールと際どい球を見極める選球眼に優れた好打者で、バントなどの小技も丁寧にこなす堅実なプレーが持ち味。一方で2019シーズンは15本塁打を放つなど、パンチ力も秘めている。
本来は遊撃手や三塁手だが、プロ入り後は二塁手や一塁手も務めるなど内野の全てのポジションでプレーできる。2019シーズンは外野手としてもプレーしている。
また、アマチュア時代から高いリーダーシップを発揮。誰よりも声を出し、チーム全体の雰囲気を盛り上げ、投手が苦しんでいる際には率先して声かけをするなど、常にチームを引っ張る存在である。
プロフィール・経歴
背番号 | 7 |
ポジション | 内野手 |
身長/体重 | 175cm/79kg |
生年月日 | 1989年8月18日 |
投打 | 右投左打 |
出身 | 静岡県 |
血液型 | O |
経歴 | 桐蔭学園─東洋大─ロッテ─楽天 |
ドラフト | 2011年ドラフト3位 |
年度別成績
※2021シーズン終了時点
年度 | 所属球団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 刺 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
2012 | ロッテ | 62 | 160 | 135 | 16 | 37 | 5 | 1 | 0 | 44 | 11 | 0 | 0 | 10 | 1 | 13 | 1 | 23 | 1 | .274 | .326 | .340 |
2013 | ロッテ | 144 | 551 | 481 | 54 | 127 | 20 | 11 | 5 | 184 | 50 | 2 | 4 | 14 | 6 | 38 | 12 | 66 | 8 | .264 | .383 | .330 |
2014 | ロッテ | 144 | 610 | 533 | 60 | 153 | 29 | 7 | 3 | 205 | 43 | 7 | 1 | 22 | 4 | 45 | 6 | 57 | 1 | .287 | .385 | .347 |
2015 | ロッテ | 142 | 564 | 487 | 60 | 128 | 24 | 4 | 6 | 178 | 50 | 1 | 5 | 24 | 3 | 47 | 3 | 58 | 10 | .263 | .366 | .330 |
2016 | ロッテ | 143 | 583 | 501 | 62 | 143 | 30 | 2 | 6 | 195 | 61 | 3 | 1 | 16 | 7 | 50 | 9 | 56 | 9 | .285 | .389 | .356 |
2017 | ロッテ | 143 | 588 | 508 | 56 | 132 | 27 | 5 | 11 | 202 | 52 | 6 | 5 | 3 | 4 | 55 | 18 | 85 | 7 | .260 | .398 | .350 |
2018 | ロッテ | 143 | 558 | 477 | 44 | 127 | 27 | 6 | 8 | 190 | 49 | 8 | 4 | 14 | 6 | 44 | 17 | 55 | 11 | .266 | .398 | .346 |
2019 | ロッテ | 140 | 614 | 527 | 76 | 152 | 34 | 4 | 15 | 239 | 68 | 3 | 1 | 13 | 2 | 56 | 16 | 75 | 11 | .288 | .454 | .373 |
2020 | 楽天 | 120 | 546 | 478 | 71 | 141 | 27 | 1 | 4 | 182 | 55 | 1 | 3 | 12 | 3 | 46 | 7 | 58 | 18 | .295 | .381 | .363 |
2021 | 楽天 | 143 | 628 | 552 | 70 | 153 | 19 | 3 | 10 | 208 | 53 | 3 | 2 | 13 | 5 | 52 | 6 | 51 | 12 | .277 | .377 | .343 |
通算成績
※2021シーズン終了時点
試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁刺 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
1324 | 5402 | 4679 | 569 | 1293 | 242 | 44 | 68 | 1827 | 492 | 34 | 26 | 141 | 41 | 446 | 95 | 584 | 88 | .276 | .390 | .349 |
タイトル
タイトル | 受賞年 |
---|---|
ベストナイン賞 | 2013年、2016年、2020年 |
ゴールデングラブ賞 | 2017年、2020年 |
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