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AFC U17アジアカップ

【コラム】18年大会以来となる決勝へ…森山佳郎監督、イランとの準決勝は「成長を試される」 | AFC U17アジアカップ

川端暁彦
【コラム】18年大会以来となる決勝へ…森山佳郎監督、イランとの準決勝は「成長を試される」 | AFC U17アジアカップDAZN
【サッカーU-17日本代表・コラム】6月15日から7月2日にかけてタイで開催されている、AFC U17アジアカップ2023。ベスト4まで勝ち残ったU-17日本代表は、優勝を果たした2018年大会以来となる決勝進出を目指して29日にU-17イラン代表との準決勝を迎える。
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パワフルでタフなイラン

「イランはこの大会で最もタフでフィジカルが強く、戦うチーム」

U-17日本代表・森山佳郎監督は、29日にAFC U17アジアカップ準決勝で対戦するU-17イラン代表をそんな言葉で評価する。

「イランは5試合で1失点しかしていない。その1失点も不運なものだった。あの韓国がほとんど決定機を作れずに敗れている相手なので、本当に手強いチームだと思っている」

逆に日本は5試合16得点と大会トップの得点力を誇るチーム。アジアの「ホコタテ対決になる」(森山監督)構図が鮮明に浮かび上がってくる。

イランとは昨年8月にウズベキスタンで行われた親善大会で対戦済み。1-3と敗れた試合の経験から、選手たちも単に映像を観た以上のイメージを既に持っている。FW名和田我空(神村学園高)は「本当にパワフルでタフなチーム」と、剛健な肉体を武器に戦うスタイルを貫く相手に警戒を深める。

「日本の大学生とも練習試合をしてきたけれど、それよりも肉体的な強さを持った選手が揃っている印象がある」(森山監督)

対するイランのホセイン・アブディ監督は「日本はワンダフルなチームだ。スカウティングのために試合を観ていたときもワクワクさせられた」と日本の攻撃的スタイルに賛辞を贈りつつ、「中3日の日程になっていることは私たちにとって大きい」と中2日の日本よりも休養日が一つ大きいアドバンテージを強調。出場停止選手が二人いることをネガティブな材料に挙げつつも、「グッドリカバリーができている」と自信を見せた。

世界大会に向けた腕試しの場

森山監督は「準々決勝の特に前半は攻守で狙いとするサッカーができたけれど、それは相手のスタイルあってのもの」とした上で、「イランはこちらがやりたいようなサッカーをさせてくれない」と言い、その理由をこう語る。

「こちらが前からボールを奪いに行けば、絶対にボーンと蹴ってくる。そこでこちらのDFにガブッと競りに来て、グングンとゴールへ迫ってくる。日本の選手が総じて苦手とするスタイルに対してどれだけ戦えるか。日本も以前よりかなり競り合う、戦うといった部分で良くなっているとは思うので、その成長を試されることになると思う」

守備は屈強なDFを並べて跳ね返し、シンプルにロングボールを使ってゴールを狙ってくる。そんな相手に対してどう対抗するか。カウンターに最大の強みを発揮してくる相手だけに、迂闊なボールロストも避けたいところ。これまでのゲームとはまた異なる難題に挑む試合となりそうだ。

ただ、世界大会での躍進も目指すチームにとって、良い腕試しの場でもある。

「簡単に点を取って勝てるような相手ではない。ロースコアの展開にはなると思っている。0-0で試合が進むことも覚悟しないといけない。ただ、この屈強な相手から崩して点を取れるチームでありたいし、ここまで1失点の相手からでも2点は取りたいと思っている」(森山監督)

日本チームは試合前々日の27日を完全休養にあて、心身のリフレッシュも図った。「これまでずっとホテルと練習場、スタジアムの往復しかしていないので精神的な疲労もあった」(森山監督)からだ。ショッピングモールに繰り出して買い物を楽しみ、夜は日本式の焼き肉店で舌鼓を打った。「美味い!」「これならいくらでも食べられる!」といった声が飛び交う和気あいあいとしたムードの夕食会を通じてチームの士気もさらに高まったようだ。

森山監督と選手たちはずっと『一戦ずつ成長していって、最後にアジアで優勝すること』を言い続けてきた。世界切符を手にして燃え尽きたなんてことはなく、すでに次の目標へチームは踏み出している。

大会最強のフィジカルと守備力を誇る難敵を打ち砕き、ファイナルへと向かう。「優勝を目指し、チームの志を一つにして戦う」(MF望月耕平)のみである。

文・ 川端暁彦

1979年8月7日生まれ。大分県中津市出身。フリーライターとして取材活動を始め、2004年10月に創刊したサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊事業に参画。創刊後は同紙の記者、編集者として活動し、2010年からは3年にわたって編集長を務めた。2013年8月からフリーランスとしての活動を再開し、現在に至る。

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■対戦カード

試合日カード
6/17(土)
19:00
日本 vs ウズベキスタン
1-1
6/17(土)
21:00
インド vs ベトナム
1-1
6/20(火)
19:00
ベトナム vs 日本
0-4
6/20(火)
21:00
ウズベキスタン vs インド
1-0
6/23(金)
21:00
日本 vs インド
8-4
6/23(金)
21:00
ベトナム vs ウズベキスタン
0-1

AFC U17アジアカップ|決勝トーナメント日程

【準々決勝】

試合日カード
6/25(日)
19:00
【QF1】イラン vs イエメン
6/25(日)
23:00
【QF2】タイ vs 韓国
6/26(月)
19:00
【QF3】日本 vs オーストラリア
6/26(月)
23:00
【QF4】サウジアラビア vs ウズベキスタン

【準決勝】

試合日カード
6/29(木)
19:00
【SF1】イラン vs 日本
6/29(木)
23:00
【SF2】韓国 vs ウズベキスタン

【決勝】

試合日カード
7/2(日)
21:00
SF2の勝者 vs SF1の勝者

AFC U17アジアカップ|放送・配信予定

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その他地上波やネットでの中継・配信はない。