ドイツ代表の未来を担う存在として必ず名前が挙がるのが、バイエルン・ミュンヘンのレオン・ゴレツカだ。
ボーフムでトップチームデビューを飾った大型MFは、2013年夏にシャルケへとステップアップ。初年度から32試合に出場して主力に定着すると、順調に経験を積み、2016-17シーズンには公式戦41試合に出場するなど、チームに不可欠な中心選手となった。
だが2018年7月、ライバルであるバイエルン・ミュンヘンへとフリー移籍。シーズン中である2018年1月に正式発表したことで、シャルカーの不興を買った。ホームゲームでブーイングを浴びせられ、批判的な横断幕が掲げられたほど憎まれてしまったのだ。
心機一転、バイエルンでは1年目から公式戦42試合に出場。9ゴール7アシストを記録し、持ち前の得点能力を発揮した。2年目となった2019-20シーズンはケガもあり、前半戦は存在感を欠いたものの、とりわけコロナブレイク後からハイパフォーマンスを継続的に披露。周囲の信頼を完全に勝ち取った。
2014年にドイツ代表デビュー。若手主体で臨んだ2017年のコンフェデレーションズカップでは主力として活躍し、大会制覇に貢献した。翌年のロシア・ワールドカップでは1試合の出場にとどまり、チームをグループステージ敗退から救う存在にはなれなかった。
プレースタイル
攻撃をリードする「10番」から「8番」、「6番」までさまざまな役割をこなせるが、基本的にはボックス・トゥ・ボックス型のMFだ。攻守両面で違いを作り出せる。
確かな技術と強靭なフィジカルを兼備し、質も量も十分なランニングも魅力。ダイナミックな攻撃参加からゴールを奪うプレーが珍しくない。思い切りの良さを生かしたミドルシュートも武器としている。
189センチの長身を生かしたヘディングも非常に強い。
動画:プレー集
エピソード
差別や社会問題に関して強い関心を示しており、SNSでも積極的に発信活動を行っている。
また、新型コロナウイルスの流行の際には、チームメイトであるヨシュア・キミッヒといち早く基金を設立。多くの選手が参加して寄付を行い、新型コロナと戦う病院を応援している。
プロフィール・経歴
レオン・ゴレツカ/Leon Goretzka
1995年2月6日生まれ 189cm・79kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2012-13 | ボーフム | 32試合・4得点 |
2013-14 | シャルケ | 25試合・4得点 |
2014-15 | シャルケ | 10試合・0得点 |
2015-16 | シャルケ | 25試合・1得点 |
2016-17 | シャルケ | 30試合・5得点 |
2017-18 | シャルケ | 26試合・4得点 |
2018-19 | バイエルン | 30試合・8得点 |
2019-20 | バイエルン | 24試合・6得点 |
2020-21 | バイエルン | 16試合・2得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月26日現在)
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