カディスのアルバロ・セルベラ監督が、コパ・デル・レイの大会形式に苦言を呈している。スペイン『EFE通信』が伝えた。
現地時間6日16時にコパのベスト16、フエンラブラダとのアウェー戦に臨み、1-0の勝利を収めて次ラウンドに進出したカディス。しかしながらセルベラ監督は、コパの現フォーマットへの不満を漏らしている。
以前は全ラウンドがホーム&アウェーで行われていたコパだが、2019-20シーズンより準々決勝までが一発勝負、準決勝以降がホーム&アウェーでの開催に。一発勝負の場合はカテゴリーの低いチームがホームで対戦する権利を得ることになり、このために1部チームが敗退を強いられる番狂わせも増えることになった。
セルベラ監督は、このフォーマットがスペイン3強のためにつくられ、自分たちラ・リーガ1部の中小チームにとっては不都合との見解を示している。
「公現祭の午後にこうしたタイプの試合に臨むのはとても困難だ。これがコパ・デル・レイであり、カディスではなく、ほかのチームが勝つためにつくられた大会なんだよ」
「この大会の組み合わせは純粋なものではない。ホーム&アウェーではなく、基本的により弱いチームのホームで試合が行われる。私の見解を言わせてもらうと、正当ではないね。トーナメント戦はホーム&アウェーで組み合わせが行われて然るべきだろう」
「この大会はレアル・マドリード、バルセロナやアトレティコといったより強いチームが決勝に進出するため、また質素なチームが入場券を売るためにデザインされている。良いデザインだと思うよ。その一方で、私たちのようなチームは無視をされるんだ。フエンラブラダや似たような質素なチームに負けて国内のニュースになるか、バルセロナかマドリード相手に敗退するまではね」
ラ・リーガでは降格圏の19位に沈むカディス。セルベラ監督は、フエンラブラダ戦で勝利を収めたこと自体はポジティブとしている。
「良いニュースならば、それは歓迎すべきだ。ラ・リーガの私たちは悪いニュースしか届けていないからね。コパは私たちの大会ではない。練習では負傷者が続出して、私たちのプランが狂っていくんだよ」
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