週末に開催された日本人選手が所属する海外サッカーの結果を振り返る。
鎌田&南野が1G1A!
プレミアリーグ
冨安健洋(アーセナル)
vs ブレントフォード|途中出場(86分IN)
直近のリーグ戦となっていた第6節でマンチェスター・ユナイテッドに敗れていたアーセナルだったが、ブレントフォード戦ではウィリアム・サリバとガブリエル・ジェズスが前半中に得点。後半も早々に新戦力ファビオ・ビエイラが結果を残し、3-0で完勝して首位をキープした。冨安健洋は86分からベン・ホワイトとの交代で出場し、無失点に貢献している。
三笘薫(ブライトン)
vs クリスタル・パレス|試合延期
EFLチャンピオンシップ
中山雄太(ハダースフィールド)
vs カーディフ|フル出場
直近5試合未勝利かつ3連敗で下位に沈んでいたハダースフィールドが同じく下位のカーディフ・シティと対戦。中山雄太がフル出場したこの一戦では早々の8分にジョーダン・ローズが決めて先制すると、そのままリードを守って1-0で今季2勝目を挙げた。ハダースフィールドは降格圏の23位から脱出できなかったが、貴重な勝ち点3を手にしている。
ラ・リーガ
久保建英(レアル・ソシエダ)
vs エスパニョール|先発出場(81分OUT)
2試合未勝利と失速気味だったソシエダはエスパニョールと対戦。久保建英は先発してラ・リーガ1部通算100試合出場を果たすと、17分にはGKアルバロ・フェルナンデスのコントロールが甘くなったところに猛プレスをかける。左足にボールで触れてこぼれたところ、アレクサンダー・セルロートが押し込んでアシストを記録した。その後、久保は両チームが1点ずつを奪い合った後の81分にベニャト・トゥリエンテスと交代。試合は2-1で決着し、ソシエダがリーグ3戦ぶりの白星を飾った。
リーグアン
伊東純也(スタッド・ランス)、南野拓実(モナコ)
スタッド・ランス|フル出場
モナコ|途中出場(65分IN)
伊東純也をフル出場させたスタッド・ランスは22分にブラッドレイ・ロッコが一発退場となり数的不利となり、アレクサンドル・ゴロビンが後半早々にネットを揺らしてモナコが先制。南野拓実が65分からゴロビンとの交代で投入されると、87分にカウンターから加入後初ゴールを決め切り、90分にもベン・イェデルの得点をアシストする。南野1G1Aの活躍もあって3-0で勝利したモナコは3連勝を飾っている。
川島永嗣(ストラスブール)
vs モンペリエ|ベンチ外
オナイウ阿道(トゥールーズ)
vs リール|途中出場(76分IN)
連勝を目指したトゥールーズだったが開始早々の5分に失点。折り返して迎えた48分にファールス・チャイビが同点弾を沈めたものの、その5分後に勝ち越し弾を奪われる。オナイウ阿道は1点ビハインドの76分から途中投入されたが、トゥールーズが追いつくことはなく2-1で敗戦を喫した。
ベルギーリーグ
上田綺世(セルクル・ブルッヘ)、坂元達裕(オーステンデ)
セルクル・ブルッヘ|先発出場(89分OUT)
オーステンデ|フル出場
セルクル・ブルッヘの上田綺世とオーステンデの坂元達裕がともに先発して日本人対決が実現。試合では立ち上がりから攻勢に出たセルクル・ブルッヘが38分に先制し、44分には上田が得意の裏抜けから今季2点目を記録する。そのままリードを保つセルクル・ブルッヘだったが、終盤の76分、82分に立て続けに失点。オーステンデの追い上げにより2-2で終了し、セルクル・ブルッヘは17位に浮上したものの7戦未勝利に。対するオーステンデも連勝とはいかず13位に位置している。
香川真司、岡崎慎司、シュミット・ダニエル、橋岡大樹、林大地(シント=トロイデン)
vs ズルテ・ワレヘム|香川:出場なし、岡崎:フル出場、シュミット:フル出場、橋岡:フル出場、林:出場なし
シント=トロイデンではシュミット・ダニエル、橋岡大樹、岡崎慎司の3選手がフル出場。開始直後の1分にジャンニ・ブルーノの得点で先制すると、18分にズルテ・ワレヘムMFが一発退場となる。数的優位で迎えた50分には岡崎に加入後初ゴールが生まれ、58分にPKからブルーノがこの日2点目。シント=トロイデンは3試合ぶりの勝利で9位に順位を上げている。
町田浩樹(ユニオン・サン・ジロワーズ)
vs オイペン|ベンチ外
三好康児(アントワープ)
vs セラン|先発出場(68分OUT)
開幕全勝と絶好調のアントワープの中で主力として存在感を発揮する三好康児は下位セランとの一戦にも先発。三好が得点やアシストを記録することはなかったが、68分の交代まで精力的にプレーし、2-1での開幕9連勝に貢献した。首位を維持し、2位ヘンクとの勝ち点差は「5」となっている。
森岡亮太(シャルルロワ)
vs ウェステルロー|途中出場(65分IN)
前節は欠場したものの直近の出場2試合連続で得点をマークしていた森岡亮太だが、この日はベンチスタートとなり1-2でビハインドだった65分から途中出場。シャルルロワは88分に追いついたものの、その1分後に勝ち越し点を奪われて2-3で敗れ、連敗を喫している。
渡辺剛、田中聡(コルトレイク)
vs アンデルレヒト|渡辺:フル出場、田中:フル出場
コルトレイクのチームメイトとしてともにフル出場を果たした渡辺剛、田中聡だが、チームは大量失点を喫して4-1で完敗。14位・コルトレイクは2戦連続4失点で連敗を喫し、早急に守備の立て直しが必要な状況となっている。
ポルトガル・リーグ
藤本寛也、新井瑞希(ジウ・ヴィセンテ)
vs リオ・アヴェ|藤本:先発出場(77分OUT)、新井:先発出場(66分OUT)
藤本寛也と新井瑞希を揃って先発させたジウ・ヴィセンテだが、後半半ばまでに2点を先行させる苦しい展開に。それでも日本人選手たちが交代となった80分にフラン・ナバーロがネットを揺らすと、直後に相手MFが警告2枚で退場。後半ATにも得点が決まり、2-2で引き分けた。ジウ・ヴィセンテは2戦無敗で10位につけている。
小川諒也(ギマランイス)
vs アロウカ|ベンチ外
中村航輔、川﨑修平(ポルティモネンセ)
vs シャヴェス|中村:フル出場、川﨑:ベンチ外
中村航輔を3試合連続で守護神に据えたポルティモネンセは19分にPKで先制してそのままリードを維持。そのまま試合を終了し、1-0の勝利で今季7戦5勝2敗の5位と好調をアピールしている。
田川亨介(サンタ・クララ)
vs パソス・フェレイラ|途中出場(55分IN)
サンタ・クララの田川亨介は1-1で迎えた55分にCFマテウス・ベビとの交代で出場。ストライカーとしての起用となったがその後にスコアを動かすことはできずにドローで決着した。2戦未勝利のサンタ・クララは15位に沈んでいる。
渡井理己(ボアヴィスタ)、守田英正(スポルティング)
ボアヴィスタ|出場なし
スポルティング|先発出場(86分OUT)
名門スポルティングでは守田英正が3試合連続の先発出場。しかし、先制される苦しい展開となった試合では1-1で迎えた83分にPKで勝ち越され、2-1でリーグ戦3試合ぶりの黒星を喫している。
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
vs マリティモ|ベンチ外
邦本宜裕(カーザ・ピア)
vs ファマリカン|フル出場
開幕から7試合連続での先発出場を飾った邦本宜裕は、60分の右CKでキッカーとして左足でクロスを供給。レオナルド・ボルガドが頭で沈めるとこれが決勝点となり、1-0で終了した。邦本のアシストで勝利したカーザ・ピアは、直近5戦4勝1分け無敗の6位と好調を維持している。
ブンデスリーガ
浅野拓磨(ボーフム)
vs ケルン|出場なし
板倉滉(ボルシアMG)
vs ライプツィヒ|ベンチ外
遠藤航、伊藤洋輝(シュトゥットガルト)、長谷部誠、鎌田大地(フランクフルト)
シュトゥットガルト|遠藤:フル出場、伊藤:フル出場
フランクフルト|長谷部:フル出場、鎌田:フル出場
各チーム2名、計4名の日本人選手がそれぞれ主力としてフル出場を果たした一戦。中でもフランクフルトの鎌田大地が1点をリードしていた55分に直接FKで加点する。79分にティアゴ・トマスの得点で1点を返すシュトゥットガルトだったが、88分にも鎌田がクリスティヤン・ヤキッチの得点をお膳立てし、フランクフルトが1-3で競り勝っている。2試合ぶりの白星を飾ったフランクフルトは7位に浮上している。
堂安律(フライブルク)
vs ホッフェンハイム|先発出場(78分OUT)
UEFAヨーロッパリーグ(UEL)第2節オリンピアコス戦での負傷が公式サイトより伝えられて状態が懸念された堂安律だったが、ホッフェンハイム戦にも先発出場。得点を生むことはできず78分に途中交代となったものの問題なくプレーできることを示した。試合はスコアレスドローで決着し、2試合連続ドローのフライブルクは3位に後退している。
原口元気(ウニオン・ベルリン)
vs ヴォルフスブルク|出場なし
吉田麻也(シャルケ)
vs ドルトムント|フル出場
吉田麻也はドルトムントとの“ルール・ダービー”にセンターバックとしてフル出場。拮抗した試合では78分に左サイドからのクロスにユスファ・ムココが合わせてドルトムントが先制すると、そのまま1-0で終了している。シャルケは3試合ぶりの黒星で14位に下降した。
スコティッシュ・プレミアシップ
古橋亨梧、前田大然、井手口陽介、旗手怜央(セルティック)
vs セント・ミレン|古橋:フル出場、前田:先発出場(46分OUT)、井手口:ベンチ外、旗手:途中出場(46分IN)
開幕7連勝を目指したセルティックは古橋亨梧と先発出場を先発起用したが守備を崩すことはできず1点ビハインドで折り返し。後半スタート時に前田に代えて旗手怜央を送り出したが、後半も早々に失点するとそのまま0-2で敗戦。開幕からの連勝は「6」でストップし、首位をキープしているものの2位レンジャーズとの勝ち点差は「2」に詰まっている。
エールディヴィジ
斉藤光毅(ロッテルダム)
vs フローニンゲン|先発出場(76分OUT)
この試合で初めて斉藤光毅を先発起用したロッテルダムは前半半ばに失点を喫したが、後半に2点を挙げて逆転勝利。2試合ぶりの白星で7位に浮上している。
菅原由勢(アルクマール)
vs アヤックス|フル出場
菅原由勢を今季初めて先発起用したAZアルクマールは名門アヤックスとの一戦で12分に失点したが、40分にミーズ・デ・ウィットが同点弾。前半のATが長引いた52分にもイェンス・オドゴーアが逆転弾を奪うと、そのまま2-1で勝利した。開幕7試合5勝2分けでリーグ唯一の無敗を維持し、2位アヤックスと勝ち点差1の3位につけている。
ファン・ウェルメスケルケン際(カンブール)
vs ワールワイク|フル出場
ファン・ウェルメスケルケン際を4試合連続で先発起用したカンブールは、開始早々の一発レッドでメース・フーデマーカースが退場となる苦しい展開の中でも17分に先制したが、32分にPKから同点に。前半ATにはアレックス・バングラも一発退場で2名少ない緊急事態になると、折り返した後半は終盤に4失点を喫して5-1で大敗した。4連敗のカンブールは自動降格圏の17位に沈んでいる。
前田直輝(ユトレヒト)
vs ナイメヘン|出場なし
日本人が出場した試合の結果
プレミアリーグ
ブレントフォード 0-3 アーセナル
ブライトン vs クリスタル・パレス
→試合中止
EFLチャンピオンシップ
ハダースフィールド 1-0 カーディフ
ラ・リーガ
レアル・ソシエダ 2-1 エスパニョール
リーグアン
スタッド・ランス 0-3 モナコ
モンペリエ 2-1 ストラスブール
リール 2-1 ストラスブール
ベルギーリーグ
セルクル・ブルッヘ 2-2 オーステンデ
ズルテ・ワレヘム 0-3 シント=トロイデン
オイペン 1-2 ユニオン
アントワープ 2-1 セラン
シャルルロワ 2-3 ウェステルロー
アンデルレヒト 4-1 コルトレイク
ポルトガルリーグ
ジウ・ヴィセンテ 2-2 リオ・アヴェ
アロウカ 2-2 ギマランイス
ポルティモネンセ 1-0 シャヴェス
サンタ・クララ 1-1 パソス・フェレイラ
ボアヴィスタ 2-1 スポルティング
ベンフィカ 5-0 マリティモ
カーザ・ピア 1-0 ファマリカン
ブンデスリーガ
ボーフム 1-1 ケルン
ボルシアMG 3-0 ライプツィヒ
シュトゥットガルト 1-3 フランクフルト
ホッフェンハイム 0-0 フライブルク
ウニオン・ベルリン 2-0 ヴォルフスブルク
ドルトムント 1-0 シャルケ
スコティッシュ・プレミアシップ
セント・ミレン 2-0 セルティック
エールディヴィジ
ロッテルダム 2-1 フローニンゲン
アルクマール 2-1 アヤックス
ワールワイク 5-1 カンブール
ユトレヒト 0-0 ナイメヘン
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