ジュニアユース、ユースと東京ヴェルディのアカデミーで育ったGK菅野孝憲は、トップチームへの昇格こそ逃したが、当時J2だった横浜FCに入団。2年目から完全なるレギュラーに定着し、第22節サガン鳥栖戦では自陣ペナルティーエリア付近から蹴ったボールが直接ゴールに吸い込まれ、GKとしては史上3人目の得点を記録した。その後、2006シーズンにクラブ史上初のJ2優勝・J1昇格に大きく貢献。2007シーズンには、自身にとっても初の舞台となったJ1でフルタイム出場し、新人王に選ばれた。
2008年からは柏レイソルに移籍すると、2010年のJ2優勝や2011年のJ1優勝、2012年の天皇杯優勝、2013年のヤマザキナビスコカップ優勝と毎年のようにタイトルを獲得し、2015年までプレーした。
2016年から2シーズン京都サンガでプレーし、2018シーズンからは北海道コンサドーレ札幌に移籍。この2年間はほとんど出場機会に恵まれなかったが、ピッチ外でチームを献身的に支え、チームメイトからの信頼を大きく集めた。そして、昨季はGKク・ソンユンの移籍に伴い28試合でゴールマウスを守った。今季は再び、大型新人・GK中野小次郎とのポジション争いが待っているが簡単に守護神の座は譲らない。
プレースタイル
公式サイズでも179㎝とあるようにGKとしてはかなり小柄だが、それを感じさせないどころか想像を上回る反射神経と身体能力の持ち主だ。反応速度はJリーグ屈指で至近距離からのシュートにもしっかりと対応。タイミングのよい飛び出しから1対1にも強さを見せる。
また、36歳の年齢にふさわしく経験値も豊富でコーチングが的確。試合中は絶え間なくチームメイトに声をかけ、ピッチを離れても周囲に気を配る。チームを時には盛り上げ、時には引き締めることができるプレイヤーだ。
動画:プレー&セーブ集
プロフィール・経歴
菅野孝憲/Takanori SUGENO
1984年5月3日生まれ 179㎝・75kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2003 | 横浜FC | 24試合・0得点 |
2004 | 横浜FC | 43試合・1得点 |
2005 | 横浜FC | 37試合・0得点 |
2006 | 横浜FC | 48試合・0得点 |
2007 | 横浜FC | 34試合・0得点 |
2008 | 柏レイソル | 24試合・0得点 |
2009 | 柏レイソル | 34試合・0得点 |
2010 | 柏レイソル | 35試合・0得点 |
2011 | 柏レイソル | 26試合・0得点 |
2012 | 柏レイソル | 30試合・0得点 |
2013 | 柏レイソル | 33試合・0得点 |
2014 | 柏レイソル | 24試合・0得点 |
2015 | 柏レイソル | 30試合・0得点 |
2016 | 京都サンガF.C. | 40試合・0得点 |
2017 | 京都サンガF.C. | 34試合・0得点 |
2018 | 北海道コンサドーレ札幌 | 0試合・0得点 |
2019 | 北海道コンサドーレ札幌 | 1試合・0得点 |
2020 | 北海道コンサドーレ札幌 | 28試合・0得点 |
2021 | 北海道コンサドーレ札幌 | 36試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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