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【注目選手】一発のスルーパスで局面を変えた司令塔、中村憲剛 | 引退 | Jリーグ

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【注目選手】一発のスルーパスで局面を変えた司令塔、中村憲剛 | 引退 | JリーグDAZN
【Jリーグ注目選手】川崎フロンターレのすべてを操っていた中村憲剛。経歴やプレースタイル、そして動画でプレー&ゴール集を紹介する。
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MF中村憲剛が中央大学から川崎フロンターレに加入したのは2003年のこと。そこから18年に渡りクラブ一筋でプレーを続けている。

川崎FがJ2に在籍していた時代からプレーする中村は1年目からコンスタントにピッチに立ち、2004年にはFWジュニーニョとの強力なホットラインを形成。スルーパスという絶対的な武器を身に付け、自身のプレースタイルを確立していった。2006シーズンにはJ1で10ゴールを挙げ得点力を証明すると、その年に初めて日本代表に呼ばれ、2010年の南アフリカワールドカップのメンバーにも選ばれた。

その頃から選手として円熟味を増し、川崎Fの攻撃の中心として10年以上ボランチやトップ下に君臨。2017年には悲願のリーグ制覇を果たし、長く夢を見てきたタイトルを手に入れた。また2018年には連覇を達成し、2019年はJリーグYBCルヴァンカップで優勝。タイトルを獲れるチームに川崎Fを変貌させた。

2019シーズンに負った左ひざの大怪我からの復活を目指した2020シーズンは、シーズン途中に復帰かつさっそくゴールを奪う離れ業を見せてサッカーファンを魅了すると、40歳の誕生日に行われたFC東京との多摩川クラシコでバースデー決勝弾をマーク。さらにその翌日に2020シーズン限りの現役引退を発表し、多くの人々を驚かせた。結果、2020シーズンはリーグと天皇杯のタイトルを獲得。シーズン終了後には、日本中のサッカーファンに惜しまれながらスパイクを脱いでいる。

プレースタイル

どんなに劣勢でも、どんなにゴール前を固められていても、一発のスルーパスで局面を変えることができる。味方の欲しいタイミングやスピードに合わせ、正確無比なラストパスを供給する。この男と同じチームから得点王が多く輩出されることは偶然ではないだろう。

キックの正確さはセットプレーでも存分に生かされており、直接FKは大きな武器。鋭いカーブの掛かったボールが壁を越え、GKの指先をかすめネットを揺らす軌道はとても美しい。

動画:プレー&ゴール集

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プロフィール・経歴

中村憲剛/Kengo NAKAMURA
1980年10月31日生まれ 175cm・66kg 利き足:右

シーズン所属クラブ出場・得点
2003川崎フロンターレ34試合・4得点
2004川崎フロンターレ41試合・5得点
2005川崎フロンターレ29試合・2得点
2006川崎フロンターレ34試合・10得点
2007川崎フロンターレ30試合・4得点
2008川崎フロンターレ34試合・4得点
2009川崎フロンターレ32試合・4得点
2010川崎フロンターレ27試合・4得点
2011川崎フロンターレ30試合・4得点
2012川崎フロンターレ34試合・5得点
2013川崎フロンターレ29試合・7得点
2014川崎フロンターレ30試合・3得点
2015川崎フロンターレ33試合・2得点
2016川崎フロンターレ31試合・9得点
2017川崎フロンターレ32試合・6得点
2018川崎フロンターレ33試合・6得点
2019川崎フロンターレ20試合・2得点
2020川崎フロンターレ13試合・2得点

※成績は国内リーグ(2020年12月26日現在)

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