MF本田圭佑やMF家長昭博とガンバ大阪ジュニアユースで同期だった東口順昭は、学生時代は全国的に無名な選手だった。しかし、新潟経営大学でプレーを磨きユニバーシアード代表に選ばれるまで成長すると、その能力を認められアルビレックス新潟に加入。プロへの道を切り開いた。
新潟時代はケガの連続だった。プロ2年目の2010シーズンに25試合に出場してレギュラーを獲得するも、2011年には右ひざ前十字靭帯損傷、2012年には右ひざ十字靭帯再断裂ならびに内側側副靭帯損傷と2年連続で長期離脱を経験。なかなか1年を通してプレーすることができなかった。それでも2013年の夏場に復活を遂げ、後半戦でゴールマウスを守ると、翌年にはG大阪からオファーを受け移籍。古巣のユニフォームに袖を通すこととなった。
そこからの活躍ぶりは目覚ましく、すぐに青黒の守護神に定着。加入1年目にいきなりMVP級の活躍を見せて3冠獲得に貢献すると、日本代表にも復帰を果たし、2018年のロシアワールドカップのメンバーにも選出された。
チームとして安定感を欠くシーズンが続いたここ数年から一転、昨季は“戦術東口”とも言われる圧巻のパフォーマンスでことごとくピンチを防ぎリーグ2位まで押し上げた。今年で35歳を迎えるがまだまだ存在感は抜群。6年ぶりのタイトル奪還に今季もこの守護神の活躍は欠かせない。
プレースタイル
GKとしては184㎝と大きくなく78㎏と線は細いが、シュートに対する反応とセービング能力はずば抜けている。ポジショニングがよく簡単にはゴールを割らせず、際どいシュートに対しても横っ飛びでセーブ。その能力はJリーグ内でも頭1つ抜けている。
積極性も持ち味でクロスボールやハイボールへの反応、飛び出しはピカイチ。守備範囲の広さも魅力の1つである。大きな声で味方を鼓舞する姿は勇ましい。
動画:セーブ集
プロフィール・経歴
東口順昭/Masaaki HIGASHIGUCHI
1986年5月12日生まれ 184cm・78kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009 | アルビレックス新潟 | 0試合・0得点 |
2010 | アルビレックス新潟 | 25試合・0得点 |
2011 | アルビレックス新潟 | 14試合・0得点 |
2012 | アルビレックス新潟 | 24試合・0得点 |
2013 | アルビレックス新潟 | 21試合・0得点 |
2014 | ガンバ大阪 | 34試合・0得点 |
2015 | ガンバ大阪 | 34試合・0得点 |
2016 | ガンバ大阪 | 34試合・0得点 |
2017 | ガンバ大阪 | 33試合・0得点 |
2018 | ガンバ大阪 | 29試合・0得点 |
2019 | ガンバ大阪 | 34試合・0得点 |
2020 | ガンバ大阪 | 34試合・0得点 |
2021 | ガンバ大阪 | 38試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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