ユース時代から家長昭博の才能は大きな注目を集め、高校2年生でトップチームへ昇格。高校3年生でプロ契約を結んだ逸材だ。プロ2年目には定位置確保とまではいかなかったが、多くの試合に絡みクラブ史上初のリーグ制覇を経験。順風満帆なプロキャリアを歩みだした。そして、大分トリニータ、セレッソ大阪と経て、2010年にスペイン1部のマジョルカに完全移籍。約2シーズンプレーし、韓国の蔚山現代に加入した。
多くのクラブを渡り歩いた後、2012年の夏にG大阪にレンタル移籍の形で復帰すると、2012年、2013年にまたがって1年間プレー。その後、再びマジョルカに復帰するも、2014シーズンから日本に帰国して大宮アルディージャに完全移籍を果たした。
そこからはJリーグで圧倒的な存在感を放っている。大宮では3年の間、完全なる中心選手としてチームを牽引。その勢いは止まらず、2017シーズンから川崎フロンターレに加入すると2年連続でリーグ優勝を経験。特に2年目の2018シーズンのパフォーマンスは神がかっておりリーグMVPを獲得した。
新たなスタイルに取り組み、さらなる攻撃的なサッカーを目指した川崎Fで、2020シーズンは主力として優勝に貢献。自身最多タイとなる11ゴールを決めてベストイレブンに選ばれた。2021シーズンは、川崎Fでの5年目のシーズンとなる。同じクラブに5年連続で在籍したのは初。今季も天才レフティーの力は不可欠だ。
プレースタイル
独特の間合いを持つアタッカー。左足でコントロールするボールは絶妙な置きどころを保つことで取られそうで取られない。そこに強靭なフィジカルやパワーが相まって、この男のリズムでプレーが進んでいるときは無双状態である。
主戦場はトップ下やウイングと2列目を基本とするが、ボランチや前線でプレーすることも可能であり、まさにサッカーセンスの塊。教わりたくても教われない、非凡な攻撃センスの持ち主である。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
家長昭博/Akihiro IENAGA
1986年6月13日生まれ 173cm・70kg 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2004 | ガンバ大阪 | 8試合・1得点 |
2005 | ガンバ大阪 | 24試合・0得点 |
2006 | ガンバ大阪 | 28試合・2得点 |
2007 | ガンバ大阪 | 27試合・2得点 |
2008 | 大分トリニータ | 4試合・0得点 |
2009 | 大分トリニータ | 26試合・1得点 |
2010 | セレッソ大阪 | 31試合・4得点 |
2010-2011 | マジョルカ | 14試合・2得点 |
2011-2012 | マジョルカ | 4試合・0得点 |
2012 | 蔚山現代 | 12試合・1得点 |
2012 | ガンバ大阪 | 12試合・5得点 |
2013 | ガンバ大阪 | 17試合・1得点 |
2013-2014 | マジョルカ | 7試合・0得点 |
2014 | 大宮アルディージャ | 33試合・6得点 |
2015 | 大宮アルディージャ | 33試合・11得点 |
2016 | 大宮アルディージャ | 26試合・11得点 |
2017 | 川崎フロンターレ | 21試合・2得点 |
2018 | 川崎フロンターレ | 32試合・6得点 |
2019 | 川崎フロンターレ | 26試合・0得点 |
2020 | 川崎フロンターレ | 29試合・11得点 |
2021 | 川崎フロンターレ | 37試合・8得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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