JFAアカデミー福島3期生の金子翔太は2011年に東日本大震災を経験。活動拠点をJヴィレッジから静岡県の御殿場に移すこととなった。それでも2012年のプリンスリーグ東北で20得点を挙げ得点王を獲得し、チームに優勝とプレミアリーグ昇格をもたらす活躍を見せた。
そして2013年に清水エスパルスに特別指定選手として登録され、2014年にはプロ契約に移行。プロ1~2年目はわずかな出場機会に終わったが、確かな一歩を踏み出した。
その後、栃木SCへの半年間の武者修行を終え、清水に復帰した2016年からは徐々にピッチに立つ時間を伸ばしていき、その年のJ2最終節徳島ヴォルティス戦では途中出場ながら決勝ゴールを決めてJ1復帰に貢献。2017年には定位置を掴むと第4節鹿島アントラーズ戦でJ1初ゴールをマークし、続く第8節川崎フロンターレ戦ではJ1通算20000号ゴールを決め、Jリーグの歴史に名前を刻んだ。
2018年には2ケタ得点を挙げてキャリアハイの数字を記録するも、チームが苦しんだ2019シーズン、2020シーズンはそれぞれ1得点、5得点と不完全燃焼な結果に終わっただけ。
2021年はシーズン途中にジュビロ磐田へ移籍。心機一転、再びゴールを量産できるか注目だ。
プレースタイル
右サイドが主戦場ながら無尽蔵のスタミナでピッチを縦横無尽に駆け回るアタッカー。ゴール前のスペースを見つけて飛び込みゴールを陥れたかと思えば、小柄な体格からは想像できないパワフルなミドルシュートを突き刺す。
豊富な運動量は攻撃だけでなく守備での貢献度も高く、前線からのプレッシャーでカウンターの起点ともなる。攻守両面でチームのために走れる選手だ。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
金子翔太/Shota KANEKO
1995年5月2日生まれ 163㎝・58kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014 | 清水エスパルス | 2試合・0得点 |
2014 | J-22 | 9試合・2得点 |
2015 | 清水エスパルス | 5試合・0得点 |
2015 | 栃木SC | 5試合・1得点 |
2015 | J-22 | 9試合・1得点 |
2016 | 清水エスパルス | 22試合・4得点 |
2017 | 清水エスパルス | 26試合・4得点 |
2018 | 清水エスパルス | 34試合・10得点 |
2019 | 清水エスパルス | 33試合・1得点 |
2020 | 清水エスパルス | 30試合・5得点 |
2021 | 清水エスパルス | 5試合・0得点 |
ジュビロ磐田 | 17試合・1得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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