高校サッカーの名門、石川県の星稜高校から名古屋グランパスに進んだFW豊田陽平は、1年目から出場機会を得ると2年目には20試合に出場。J1・2ndステージ第2節ジュビロ磐田戦ではプロ初ゴールを挙げた。2007年からはモンテディオ山形に移籍し、エースとして活躍。2008年は夏に北京五輪に出場し、チーム唯一のゴールを決めた。秋以降には山形で多くの得点を奪い、史上初のJ1昇格の立役者の1人となった。
2010シーズンから所属するサガン鳥栖では、移籍初年度からレギュラーに定着。最前線からチームを牽引する活躍を見せると、翌年に今度は鳥栖でクラブ史上初のJ1昇格を経験した。その後もJ1でゴールを奪い続け、得点ランク上位の常連となり、2013年には日本代表にも招集された。
それ以降も毎年のように2桁ゴールを決め、“鳥栖の顔”として認知されることも多くなった豊田。だが、近年は監督人事に揺れるチームで不遇の時間も経験。2018シーズンには1度、鳥栖を離れ韓国の蔚山現代に移籍を果たした。それでも2018シーズンの夏に鳥栖に復帰してからは、再びチームの先頭に立ち誰よりもチームのためにプレーする姿を見せた。しかし、2020シーズンはJリーグではルーキーイヤーぶりのノーゴールに終わった。
まだまだその不屈な精神は健在で、2021年7月には栃木SCへ移籍。2011年以来のJ2の舞台でどんな活躍を見せるか楽しみだ。
プレースタイル
上手い選手でも器用な選手でもないが、強いハートとチームために犠牲になれる精神を持った泥臭いストライカーだ。どんなに相手にマークを付かれようとも、どんなにスペースがなかろうとも、クロスボールやスルーパスに対しては思い切りよく飛び込み力づくでゴールを陥れる。
その気持ちを全面に出したプレースタイルは守備をする際にも変わらず、前線から何度も何度もボールを追いかけて守備陣を助けている。
動画:プレー&ゴール集
プロフィール・経歴
豊田陽平/Yohei TOYODA
1985年4月11日生まれ 185cm・79kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2004 | 名古屋グランパス | 4試合・0得点 |
2005 | 名古屋グランパス | 20試合・4得点 |
2006 | 名古屋グランパス | 9試合・1得点 |
2007 | モンテディオ山形 | 29試合・6得点 |
2008 | モンテディオ山形 | 23試合・11得点 |
2009 | 京都パープルサンガ | 21試合・1得点 |
2010 | サガン鳥栖 | 34試合・13得点 |
2011 | サガン鳥栖 | 38試合・23得点 |
2012 | サガン鳥栖 | 33試合・19得点 |
2013 | サガン鳥栖 | 33試合・20得点 |
2014 | サガン鳥栖 | 34試合・15得点 |
2015 | サガン鳥栖 | 29試合・16得点 |
2016 | サガン鳥栖 | 33試合・13得点 |
2017 | サガン鳥栖 | 28試合・5得点 |
2018 | 蔚山現代 | 9試合・2得点 |
2018 | サガン鳥栖 | 8試合・0得点 |
2019 | サガン鳥栖 | 26試合・4得点 |
2020 | サガン鳥栖 | 20試合・0得点 |
2021 | サガン鳥栖 | 3試合・0得点 |
栃木SC | 16試合・3得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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