まさに無尽蔵のスタミナという言葉がぴったりと合うボランチだ。
セレッソ大阪ジュニアユース、ユースと過ごし2009年にトップ昇格を果たした山口蛍は、プロ入り2年間は多くの出場機会に恵まれなかったが、2011年にプロ初ゴールを決めるなど成長を見せ、2012年からはレギュラーとして活躍した。その年にはロンドン五輪にも参加。全試合にフル出場し、44年ぶりのベスト4進出に貢献した。
その後、クラブと代表の二足の草鞋を履く生活が続き、日本屈指のボランチへと成長。クラブではキャプテンを務め、J2降格やJ1昇格、クラブ史上初のタイトル獲得を経験した。また、日本代表としては2014年のブラジルワールドカップ(W杯)、2018年のロシアW杯に主力として臨み、世界を相手に戦った。
2019シーズンからは多くの時間を過ごしてきたC大阪を離れ、ヴィッセル神戸に電撃移籍。ピンクからグリムゾンレッドのユニフォームに着替えてもそのプレーぶりは変わらず、MFアンドレス・イニエスタらともに豪華な中盤を形成して天皇杯のタイトルをチームにもたらした。
初タイトルを獲得して迎えた2020シーズンは初めてアジアの舞台を戦ったチームを豊富な経験と圧巻のパフォーマンスで引っ張った。リスタートを図る今季も山口がキーマンの1人であることは間違いない。
プレースタイル
90分間、決して止まることのない運動量が何よりも魅力でボックス・トゥ・ボックスで仕事のできるボランチだ。タイトなマークで相手に自由を与えず、高い奪取力でボールを回収。そこから素早く味方へとつなげ、自らも足を止めることなくゴール前へと飛び出していく。
ユース時代は攻撃的なポジションを務めていた経験もあるだけに、ゴール前での落ち着きも備わっており、シュートの決定力も高い。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
山口蛍/Hotaru YAMAGUCHI
1990年10月6日生まれ 173cm・72kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009 | セレッソ大阪 | 3試合・0得点 |
2010 | セレッソ大阪 | 2試合・0得点 |
2011 | セレッソ大阪 | 17試合・1得点 |
2012 | セレッソ大阪 | 30試合・2得点 |
2013 | セレッソ大阪 | 34試合・6得点 |
2014 | セレッソ大阪 | 19試合・1得点 |
2015 | セレッソ大阪 | 35試合・1得点 |
2015-2016 | ハノーファー | 6試合・0得点 |
2016 | セレッソ大阪 | 20試合・1得点 |
2017 | セレッソ大阪 | 32試合・2得点 |
2018 | セレッソ大阪 | 33試合・0得点 |
2019 | ヴィッセル神戸 | 34試合・3得点 |
2020 | ヴィッセル神戸 | 34試合・6得点 |
2021 | ヴィッセル神戸 | 32試合・5得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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