GK朴一圭は異色なキャリアの持ち主である。朝鮮大学を卒業後、2012年に当時JFLに所属していた藤枝MYFCに加入し、2013年には東京都1部リーグのFCコリアに移籍。最初はアマチュアリーグで経験を積んだ。
そして2014年、J3へと加盟した藤枝に復帰すると2シーズンに渡りレギュラーとしてプレー。2016シーズンからはJ3の中でも屈指の攻撃的なサッカーを披露していたFC琉球に移籍を果たした。そこでも広い守備範囲と足元の技術を生かし、すぐにスタメンに定着。2018年には圧倒的な強さでシーズンを駆け抜け、朴も好守を連発してJ3優勝・J2昇格に貢献した。
ここまで一段一段、階段を上ってきた男に、横浜F・マリノスからビッグオファーが舞い込んだのは2019年のこと。初挑戦となったJ1の舞台では開幕直後こそベンチを温めていたが、第5節サガン鳥栖戦でJ1デビューを達成。そこからは定位置を奪取し、リーグ戦25試合に出場してクラブの15年ぶりのリーグ制覇の立役者の1人となった。
チーム事情もあり、2020年はシーズン途中にサガン鳥栖へ期限付き移籍。新天地でも加入直後からポジションをつかむと、鳥栖のサッカーをワンステージ上げる活躍ぶりを見せた。そして今季からは完全移籍を決断。30歳を超えてなお、朴一圭はまだまだ挑戦し続ける。
プレースタイル
GKとしては突出した足元の技術の持ち主で安定感抜群。普通ならシンプルにクリアするようなボールでもしっかりとコントロールし、マイボールとする。
最終ラインの背後に広がる大きなスペースをカバーする守備範囲とタイミングを間違わない飛び出しも兼ね備える。シュートストップの面においても1対1のシーンでは絶対的な強さを誇り、派手なビッグセーブでチームを盛り上げる攻守にアグレッシブなGKだ。
動画:プレー&セーブ集
プロフィール・経歴
朴 一圭/PARK Il Gyu
1989年12月22日生まれ 180cm・76kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014 | 藤枝MYFC | 32試合・0得点 |
2015 | 藤枝MYFC | 33試合・0得点 |
2016 | FC琉球 | 26試合・0得点 |
2017 | FC琉球 | 27試合・0得点 |
2018 | FC琉球 | 29試合・0得点 |
2019 | 横浜F・マリノス | 25試合・0得点 |
2020 | 横浜F・マリノス | 10試合・0得点 |
2020 | サガン鳥栖 | 10試合・0得点 |
2021 | サガン鳥栖 | 38試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2021年12月8日現在)
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