レネ・ヴァイラー監督との契約解除を経て新指揮官に就任した男は、新たな鹿島アントラーズを作り上げることができるのか。今回の『Jリーグプレビューショー』では、先日、指揮官に就任した鹿島の岩政大樹監督が今後の戦いに向けて思いを語った。
今季、レネ・ヴァイラー監督体制がスタートしたなか、クラブOBでもある岩政氏はトップチームコーチに就任。外国人指揮官とともにチームの再建に取り組んできた。だが、シーズンも終盤戦に入ってきたところで、なかなか勝利から遠ざかったこともあり、クラブはレネ・ヴァイラー監督との契約解除を発表。これにより昇格という形で岩政氏が監督に就くことになった。
チームとしてもまだまだ首位の横浜F・マリノスを追える状況であり、ここからどんなスタイルを作り上げていくかは大きな注目が集まっている。初陣となった先日のアビスパ福岡戦では、チームの一体感を示して2-0で勝利した。岩政監督はチームへのアプローチに対して自身の考えを明かしている。
「僕はトップレベルの選手にどうこうよりも、どっちかというとチーム全体を持ち上げていくことが大好きで考えてきました。これは選手時代からそうです。全員を本気で伸ばしてあげたいし、チームの中心にしてあげたい、あるいはプロサッカー選手として成功させてあげたいという願いを持つことができる人間だと自覚しているので。子育てみたいなものです。自分の子供を育てるときも同じ感じです。選手たちにはとにかくこれこれをまずやってみなと言いました。やってみたら見えるものは絶対あるぞ、と」
新たなチーム作りが求められるなか、岩政監督は目指すスタイルとして「大枠で言うとパッショナルなサッカー」と主張。続けて、その真意を口にした。
「自分たちのベースとしてスタートを切る時には心でサッカーをしてもらうということ。頭でプレーするようなものを盛り込んでしまうと、おそらくチームは躍動しないし、心でプレーできなくなる。そうするとチームは勝てないし、逆境を乗り越えられないという考えが自分にはあった。攻守においてアグレッシブと言い方になりますけど、非常に早くて、強度も高くて、その中に選手のアイディアもある。そういうサッカーをしたい」
今週末の湘南ベルマーレ戦に向けては「いかに湘南のディフェンスラインを破って、いかにビルドアップを防いでいくかを準備していきたい。新しい自分たちの勝ち方は、全てのチームを圧倒して90分で勝てるようにすることを目標にしている。それを一歩一歩やっていきたい」と語った岩政監督。指揮官として2試合目となる湘南戦はどんな試合になるだろうか。
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