【動画】【週末J1まとめ】優勝争いは互いに譲らず最終節へ持ち越し。残留争いは磐田の降格が決定 ｜ Jリーグ

泣いても笑っても残り2試合。どのチームが優勝するのか、どのチームが降格するのか。注目の週末となった。

優勝争いは互いに意地を見せた。ホームに浦和レッズを迎えた首位の横浜F・マリノスは、ここ2試合の連敗を振り払うかのように立ち上がりから攻勢をかけ、17分にFWエウベルのゴールで先制。これで勢いをつけると、37分にFWアンデルソン・ロペス、57分に再びエウベルが決めて一気に試合の大勢を決めた。その後、互いに1点を取り合って4-1で勝利。勝点3を上積みしたことで、優勝決定は川崎フロンターレの結果次第となった。

横浜FMが勝ったことで、今節での優勝を阻止するには勝点3が必須になった川崎フロンターレは、ホームでヴィッセル神戸と対戦。こちらは前半のうちに相手のミス絡みもあって先制点を奪ったが、後半に直接FKを決められて同点となってしまう。

ただ、今季の優勝争いは簡単には終わらない。このまま終わるかと思われた84分、VARの判定の末、得たPKをMF家長昭博が決め切って土壇場で川崎Fが勝ち越しに成功。これで試合は決着し、川崎Fも2-1で勝利したことで、優勝争いは最終節までもつれることになった。

優勝争いが決着しなかった中、残留争いは降格の一つの枠が埋まることになった。

サンフレッチェ広島に勝利した北海道コンサドーレ札幌が残留を確定。サガン鳥栖に完勝した湘南ベルマーレが大きく残留に近づいた中、動きがあったのは17位のガンバ大阪と18位のジュビロ磐田の直接対決だ。

互いに勝利を目指した試合は、前半をスコアレスで折り返すしびれる展開に。それでも膠着した展開に終止符を打ったのはG大阪。66分に途中出場のFW食野亮太郎がペナルティーエリア手前中央で巧みな切り返しから左足のシュートを放つと、これが対峙したDFの股の下を抜け、ゴール右に吸い込まれた。リードを奪ったG大阪は、73分にもFWパトリックのゴールで追加点を奪取。そのまま逃げ切り順位を15位に上げ、最終節で勝利すれば残留できる状況を作り上げた。

一方、最後までゴールを目指しながらあと一歩のところでネットを揺らすことができなかった磐田は、この敗戦によりJ2への降格が決定。終盤戦は粘りの戦いを見せていたが、今季序盤からなかなか勝点を手にすることができなかったことが響く形となってしまった。

磐田の降格が確定した中、鹿島アントラーズに0-1で敗れた清水エスパルスが17位、セレッソ大阪を相手に引き分けに終わった京都サンガF.C.が16位に後退した。最終節は5チームによる残留争いとなる。どんな結末が待っているか注目したい。

■J1リーグ第33節結果

川崎F 2-1 神戸
横浜FM 4-1 浦和
湘南 3-0 鳥栖
清水 0-1 鹿島
名古屋 2-1 FC東京
京都 0-0 C大阪
G大阪 2-0 磐田
広島 1-2 札幌
福岡 2-1 柏

J1 順位表

※第33節終了時点

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