J1は2試合が行われた。
6年ぶりにこの舞台へ戻ってきたアルビレックス新潟が敵地でサンフレッチェ広島を下し、今季初勝利を飾った。
最終ラインからビルドアップし、攻撃を構築する新潟。そのスタイルが躍動した前半、14分にFW太田修介がゴールを決めると、37分には太田の折り返したボールをFW鈴木孝司がゴールに流し込んで2点差。新戦力の太田が1ゴール1アシストの活躍を見せ、新潟が優位に立つ。
ただ後半は、新潟が我慢の時間が続く。新潟にボールが渡っても素早い切り替えでプレスの網を張る広島がペースを握り、79分にはDF塩谷司のスーパーボレーで1点差に詰め寄られる。その後も怒涛の反撃を見せた広島の攻撃を、GK小島亨介を中心にリードを逃げ切って新潟が今季初勝利を掴んでいる。
また柏レイソルとFC東京の一戦は、勝ち点1を分け合う結果となった。
一進一退の攻防を見せた前半、最初にゴールネットを揺らしたのは柏だった。25分、MFマテウス・サヴィオのスルーパスに抜け出したFW細谷真大のゴールで先制。しかしFC東京も37分、スローインでDFラインの背後をとったMF塚川孝輝のクロスをMFアダイウトンが仕留め、前半のうちに試合を振り出しに戻す。
後半はFC東京が相手ゴールに迫っていくが、数ある決定機を仕留められず、スコアを動かせない時間が続くと、試合終盤にはDF中村帆高が2枚目のイエローカードで退場。そこから互いに球際の攻防がより一層激しくなるが、最後までゴールは生まれず、引き分けに終わっている。
7試合が開催されたJ2。大分トリニータがFW藤本一輝のゴールで東京ヴェルディを下し、連勝スタートを切ったほか、ブラウブリッツ秋田、ベガルタ仙台、FC町田ゼルビアの3チームが今季初白星を飾っている。
一方で、降格組の静岡勢は、清水エスパルスがファジアーノ岡山のゴールをこじ開けられず、2試合続けてスコアレスドロー。ジュビロ磐田も、前半終了間際にMF遠藤保仁のFKからMF鈴木雄斗が頭で合わせて先制したものの、終盤にハンドによって与えたPKから追いつかれ、互いに初白星を逃している。
■2月26日開催 結果
・J1第2節
広島 1-2 新潟
柏 1-1 FC東京
・J2第2節
岡山 0-0 清水
熊本 0-1 秋田
仙台 1-0 栃木
大分 1-0 東京V
山口 1-1 磐田
町田 2-0 群馬
水戸 2-2 いわき
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