熱戦が繰り広げられている、2023シーズンの明治安田生命Jリーグ。J1リーグでは好調のヴィッセル神戸が首位を走り、J2リーグでは“黒田ゼルビア”が旋風を巻き起こしている。J3リーグではいわてグルージャ盛岡、カターレ富山、カマタマーレ讃岐が勝ち点10で並んでおり、各カテゴリーの上位戦線が熱い。
DAZNのレギュラー番組『Jリーグジャッジリプレイ2023』#6では、SNSで話題となったレフェリングに関する事象をピックアップ。元国際審判員の家本政明氏に加えて、元日本代表MF藤本淳吾氏、柏レイソルなどで活躍した増嶋竜也氏をゲストに迎え、注目の判定を徹底討論した。
J1リーグ第6節の湘南ベルマーレvsガンバ大阪戦からは、88分にガンバ大阪に与えられたPKの判定について議論。このシーンでは、チュニジア代表FWイッサム・ジェバリのシュートがペナルティエリア内でDF舘幸希の手に当たり、ガンバ大阪にPKが与えられた。
同番組が事前に行った視聴者アンケートでは、65%の人が「ハンドの反則でPK」と回答。「反則ではない」の35%を大きく上回った。現役時代にDFだった増嶋氏は「35%の方ですね」とノーハンドを主張。「シュートコースに入っていないし、ディフレクションがあり、5メートルくらいしか距離がないところで、ずっと手を後ろに構えているのは不自然」とした。
一方、藤本氏は「(舘の手の先に)ダワンがいるので、手に当たっていなければボールが渡っている」と、ハンド判定は致し方ないという見方を示した。家本氏は「手がボールに当たっただけではハンドになりません」と前置きしたうえで、手や腕をボールの方向に動かした場合、手や腕で体を不自然に大きくした場合を、ハンドの反則を見極めるポイントに挙げた。
また、J3リーグ第5節の松本山雅FCvsガイナーレ鳥取戦、FC今治vs奈良クラブ戦の2試合では、決定的な得点機会の阻止、いわゆる“DOGSO(ドグソ)”のようにも見えるファウルシーンをピックアップ。いずれの試合でもレッドカードは提示されなかったが、家本氏はFC今治のスペイン人GKセランテスがペナルティエリア外でファウルを犯したシーンについて「100%レッドカード」と、DOGSOに当てはまるという解釈を示した。
なお、同番組では明治安田生命Jリーグの“ナイスジャッジ”も紹介。柏レイソルvs浦和レッズ戦のオランダ人FWアレックス・シャルクのゴールシーンと、北海道コンサドーレ札幌vs川崎フロンターレ戦のMF家長昭博のゴールシーン直前に、ファウルに対するアドバンテージを適用したジャッジを取り上げた。家本氏は、サガン鳥栖vsFC東京戦の試合終了間際に谷本涼主審が見せた“終了宣告の直前キャンセル”をピックアップしている。
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