土曜日のJ1は、横浜F・マリノスと横浜FCの横浜ダービーが唯一開催。勝点3を目指す白熱した試合が繰り広げられた。
試合は前半こそ互いにゴールに迫るなど拮抗した展開で推移。スコアレスで前半を折り返すことになった。ただ、後半になると一気に横浜FMが主導権を握る。47分、相手のミスを拾ったFWマルコス・ジュニオールがFWアンデルソン・ロペスからのリターンパスを華麗にゴール左へと流し込んで先制に成功。62分にはFWエウベルのラストパスをアンデルソン・ロペスが押し込み、リードを2点に広げた。
こうなると勢いをつけた横浜FMが猛攻。68分、73分にエウベルが二つのゴールを決めてリードを広げると、90分にはアンデルソン・ロペスがダメ押しとなる5点目を奪取。このまま守備も相手の攻撃をシャットアウトし、ダービーマッチを5-0の大勝で収めた。
J2は10試合が開催された。6連勝で首位に立つFC町田ゼルビアはホームでブラウブリッツ秋田と対戦。試合は見逃されはしたもののゴールラインを破ったかと思われたシーンを作られるなど、町田は序盤に秋田の攻勢に押し込まれる時間が続いた。それでも徐々にペースを取り戻すと、試合はこう着状態に。互いにゴールを奪えないまま終盤に入っていく。
そして迎えた84分だった。秋田が右サイドからロングスローを入れると、FW梶谷政仁が頭でずらしたボールにDF阿部海大が反応。ついに均衡が敗れた。終盤は町田が選手交代を駆使して同点に追いつきに行ったが、最後まで秋田の守備を崩すことができず。首位はキープしたが、連勝は6でストップした。
そのほか、大分トリニータがいわきFCに3-1で快勝して町田と勝ち点で並び2位に浮上。4連勝中だった東京ヴェルディとヴァンフォーレ甲府は、それぞれ清水エスパルス、ベガルタ仙台に敗れて連勝がストップした。また裏天王山となったジェフユナイテッド千葉と徳島ヴォルティスの試合は2-2のドローとなっている。
J3は5試合が開催。首位のいわてグルージャ盛岡がホームで相模原SCとドローに終わった中、愛媛FCがFC岐阜を破り勝点で並ぶことに成功している。
■4月9日開催 結果
・J1第7節
横浜FM 5-0 横浜FC
・J2第8節
甲府 0-3 仙台
いわき 1-3 大分
群馬 1-0 長崎
大宮 2-1 山形
千葉 2-2 徳島
町田 0-1 秋田
清水 2-1 東京V
藤枝 2-2 岡山
山口 1-1 栃木
水戸 1-5 磐田
・J3第6節
YS横浜 1-1 鹿児島
岩手 1-1 相模原
沼津 1-1 福島
愛媛 2-1 岐阜
琉球 0-2 奈良
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