9日、各地でJ1、J2、J3のゲームが開催された。
J1は8試合が開催され、今節で2チームが今季初勝利を手にした。
ホームに川崎フロンターレを迎えたガンバ大阪は、まずは失点しないことに重きを置きしっかりとした守備からゲームに入る。そして29分にCKから貴重な先制点を奪うことに成功する。石毛秀樹のボールにダワンが合わせ、強烈なヘディングシュートを突き刺した。
そのまま前半を1点のリードで折り返すと、後半早々には追加点を奪う。パナスタを歓喜に包んだのはファン・アラーノのビューティフルゴール。左サイドからカットインして右足で鮮やかに沈めた。
そのあとは、相手に退場者が出たこともあり、数的有利な状況でリスクを冒すことなくゲームを進めていく。選手交代も上手く使いながら失点することなくタイムアップの笛を聞き、開幕からリーグ戦7試合目にして初勝利をつかんだ。
初勝利が生まれたもう1試合は、ナイトゲームで開催された柏レイソルと鹿島アントラーズの一戦だ。
今季だけでなく、昨年の8月以降、公式戦の勝利から見放されていた柏は、メンバーとシステムを多少変更し、この一戦に挑んだ。すると、その采配が機能する。[4-4-2]のシステムでバランスよく配置された選手たちが運動量豊富に走り回り、セカンドボールの争いでも先手を奪い、動きの鈍い鹿島を圧倒していく。
そして、32分には鮮やかな形から、喉から手が出るほど欲しかった先制点を奪う。マテウス・サヴィオのスルーパスに反応した細谷真大が冷静に流し込み、ゴールネットを揺らした。
1点をリードした後半は、前への圧力を高めて来た鹿島に押し込まれる時間が続いたが、この日の柏の集中力は素晴らしくピンチらしいピンチを招くことなくゲーム終盤に突入。最後はパワープレーに出て来た相手に対しても、今季初出場となったGK松本健太を中心に慌てることなくしのぎ切り、待ちに待った勝利を告げるホイッスルを聞いた。
その他の試合は、北海道コンサドーレ札幌がアウェイでセレッソ大阪とのシーソーゲームを制せば、サンフレッチェ広島とアビスパ福岡はホームで勝利。残り3試合は引き分けに終わった。
ロアッソ熊本とツエーゲン金沢の1試合のみの開催となったJ2は、ホームの熊本が3ゴールを奪って勝点3を手にしている。
また、5試合が行われたJ3 は大量得点となったゲームが多く、長野パルセイロと松本山雅がそれぞれ4ゴールを奪って大勝。ガイナーレ鳥取とヴァンラーレ八戸の一戦は3-3の引き分けで終わった。
・J1第7節
C大阪 2-3 札幌
神戸 0-0 新潟
広島 1-0 鳥栖
FC東京 2-2 湘南
名古屋 0-0 浦和
G大阪 2-0 川崎F
福岡 2-1 京都
柏 1-0 鹿島
・J2第8節
熊本 3-1 金沢
・J3第6節
FC大阪 3-1 今治
鳥取 3-3 八戸
長野 4-0 讃岐
富山 2-0 宮崎
北九州 2-4 松本
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