開幕から苦しい時期を超えた2チームがようやく上位争いに参戦しようとしている。
3月下旬から4月中旬にかけてリーグ4連敗から3連勝と危機を乗り越えた鹿島アントラーズは今節、セレッソ大阪と敵地で対戦。雨の影響で水が溜まったピッチコンディションにも動じず、67分にセットプレーからDF関川郁万が最後は頭でゴールに押し込んで、リーグ4連勝を達成して5位に浮上。また守備陣は、この連勝中一つの失点も許さない鉄壁を継続し、勝負強い常勝軍団が完全復活を遂げている。
また開幕から怪我人が続出した影響で苦しんできた川崎フロンターレは、サガン鳥栖とホームで対戦。第5節のセレッソ大阪戦以来となるスタメンに帰ってきたFWマルシーニョを起点に前半からチャンスを作ると、後半も立ち上がりからポストやクロスバーに嫌われながらも厚みのある攻撃を披露。そして迎えた52分、MF脇坂泰斗がゴールを仕留めてリードを奪うと、このまま逃げ切りに成功し、待望のリーグ戦でのホーム初勝利をゲット。川崎Fも連勝を「3」に伸ばし、6位に浮上している。
優勝候補が期待される鹿島と川崎Fがともに上位の背中が見え始めてきた中、その上に立つ4チームは盤石の歩みを続けている。
土曜日にガンバ大阪とホームで激突した名古屋グランパスは、ペースを握りながらもスコアレスで迎えた67分、MF稲垣祥がこぼれ球を押し込んで、堅守を誇る守備陣がこの日はクリーンシートに抑え、第2節以来のホームでの勝利を掴み、4試合ぶりの勝利を飾った。
首位のヴィッセル神戸は、前節初白星をようやく手にした横浜FCを迎えたが、FW大迫勇也が得点ランキングで単独トップに立つ2ゴールで格の違いを見せつけ、首位を明け渡さない意地を示した。
昨年度王者の横浜F・マリノスは、前半終盤に追いつかれながらも、後半に2試合連発となるFWヤン・マテウスのゴールで勝ち越すと、その後も2ゴールを加えて合計4ゴールと攻撃陣が爆発。京都サンガF.C.を下し、連勝で神戸との差をキープした。
またAFCチャンピオンズリーグファイナルの関係で1試合消化試合が少ないサンフレッチェ広島もアビスパ福岡に先制を許し、前半を1点ビハインドで折り返したが、ギアを上げた後半にピエロス・ソティリウに待望の今季初ゴールで追いつくと、セットプレーとカウンターから一つずつゴールを重ねて逆転勝利で、連勝を達成している。
その他、北海道コンサドーレ札幌がホームで5得点を奪い、FC東京に快勝したほか、VARが手配できないことで話題となったアルビレックス新潟と柏レイソルの一戦は、スコアレスドローで勝ち点1を分け合っている。
■J1リーグ第12節 結果
札幌 5-1 FC東京
名古屋 1-0 G大阪
広島 3-1 福岡
横浜FM 4-1 京都
新潟 0-0 柏
C大阪 0-1 鹿島
神戸 3-0 横浜FC
川崎F 1-0 鳥栖
関連記事
● 【動画】鹿島と川崎Fが連勝を伸ばし、上位争いへ!神戸、横浜FM、広島が揃って勝ち点3をゲット | 5月7日結果まとめ | Jリーグ&WEリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?