今季、ここまで12試合を終えて2位につける横浜FMだが、リーグ2連勝と好スタートを切った中、変化が生まれたのは第4節の北海道コンサドーレ札幌戦で完封負けを喫してから。ここでケヴィン・マスカット監督は「攻撃に入っていくときにチーム全体で前に向かっていく質を高めていきたい」と語ると、その後、欧州でも注目されるブライトンのような戦術を新たに取り入れ、さらなる高みを目指している。そんなチームの強さを徹底分析した。
これについて林氏は、「ブライトンを真似しているわけではないと思いますけど、ビルドアップの構造の作り方が似ている」と主張。ボードを使いながら2CBと2ボランチでビルドアップする際に、前線の2枚の動き方やなぜボランチが相手の二人のFWに寄っていくかを丁寧に説明し、わざと引き込むことで最近よく言われる擬似カウンターを生み出していると明かした。
この一つひとつの解説に安田氏は、林氏に対して「めちゃわかりやすい。言語化えぐい。まさかどこかのチームのスカウティングとかしていないですよね?」と称賛した。
そんな中、今節の新潟戦のキーワードとして林氏は「2ボランチの背後」を挙げ、「マリノスと新潟は構造の作り方、後ろからしっかりパスを丁寧につなぐスタイルが似ているが、互いに2ボランチの背後を取りにいく動きがある中で取り方が少し違う」とボードを使いながら状況を説明。横浜FMは両ワイドが最終ラインをピン留めするのに対し、新潟はワントップがピン留めする中で、ボランチの背後をどう使い、どうケアするかが重要だと解説した。
一方、安田氏は横浜FMの攻撃に注目。クロスのタイミングが他のチームより1秒も2秒も速いとし、「クロスを上げる際にも中の枚数がすごく多いからセカンドボールのところでも優位になっている」と分析した。また、横浜FMと対戦する際はラインを上げてコンパクトにすべきだと語っている。
最終的なスコアは横浜FMの「3-1」と予想。果たして、予想通りの展開となるのか週末の一戦が注目される。
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