今回は2つの事象をピックアップ。その中で注目されたのが、J1第18節浦和レッズ対川崎フロンターレの78分と81分の場面だ。
まずは78分、川崎Fが攻め込んでいる場面でMFジョアン・シミッチの縦パスが浦和のDFアレクサンダー・ショルツにカットされてしまう。そのボールをすぐに取り返そうとしたMF小塚和季がスライディングタックル。このプレーに主審は笛を吹くと、すぐさまレッドカードを提示して小塚を一発退場とした。リプレイで見ると、小塚がショルツの右足を踏むような形となっていた。
さらに81分、パスを受けたMF関根貴大に対してMF家長昭博が激しくチャージ。関根が倒れたところで主審が笛を吹き、家長は不満を示すようなジェスチェーをしたことでイエローカードが提示された。この二つの場面の判定が妥当だったかを議論した。
最初の場面に対して日頃からブンデスリーガで激しい球際の戦いを見せている遠藤は、「現地で観戦していたんですけど、上から見た時はレッドは厳しいかなと思っていた」と振り返った上で、「どこまで足の裏が入っているか、どこに入っているかがポイント」と主張。スライディングへの行き方の悪さを指摘し、「ドイツでもこういうのはあるけどドイツならイエローかな」としながらも退場に対しては否定しなかった。
この意見を聞いた上で家本氏は「100%レッドとは思いません」と語り、理由としてスピードはもちろんありながらも十分退場と言えるほどの力は加わっていないと述べた。ただ、付け加えて「レッドカードという判断が大きく間違っているとは思わない」とも口にし、審判との距離感も影響したのではと明かした。
また、二つ目の場面に関しても遠藤は「イエローカードでいいのではないか」と述べ、個人的には1対1の攻防が好きだったと明かしつつカードが出た理由に対しては「異議はない」と見解を明かした。
一方、家本氏は「異議という点には違和感があるなと思いました」と主張。該当するのであれば反スポーツ的行為であるとし、不満を示した行為はそれぞれの解釈によるところも大きいと説明した。これに深野氏も同調。家長のジェスチャーを侮辱行為と取るなら退場でもおかしくないと口にした。最終的に家本氏は、ここ最近の選手とレフェリーの距離感についても意見を明かしていた。
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