22日、各地でJ1、J2、J3が開催された。
J1は延期となっていた、第16節のヴィッセル神戸と川崎フロンターレの一戦が、ノエビアスタジアムで行われた。
試合前の勝点は、43の神戸と31の川崎Fの状況で迎えたが、前半に先手を取ったのは、追いかける側の川崎Fであった。23分に相手守備陣の乱れを見逃さず、敵陣で奪ってから一気にゴールへと迫り、最後は脇坂泰斗が豪快にフィニッシュ。右足で強烈なシュートを叩き込んだ。
さらに30分にはCKから追加点。ジョアン・シミッチの折り返しを宮代大聖が押し込み、2点のリードを手にする最高の形で前半を折り返した。
しかし、後半に入るとゲームの状況が一変する。ノエスタの地で圧巻のパフォーマンスを見せたのは神戸のエースストライカーである大迫勇也であった。
初瀬亮が上げたクロスが相手のハンドを誘いFKを獲得すると、その直後にVARが介入し、ハンドがあった位置がペナルティーエリア内と判断され、PKに変更。これを大迫が難なく決め、1点差に詰め寄った。その3分後にはCKから同点ゴール。汰木康也のキックに大迫が相手DFと競り合いながら頭で決め、わずか3分間でスコアを振り出しに戻した。
2-2になってからは、お互いに3点目を奪いにかかり勝点3を目指したが、決勝ゴールは生まれないままタイムアップ。勝点1を分け合った結果、神戸は2位の横浜F・マリノスを1ポイント上回り、川崎Fは上位陣との差を詰めることはできなかった。
7試合が開催されたJ2は、上位陣が勝点を伸ばせなかった。
ホームでジェフユナイテッド千葉を迎え撃った町田ゼルビアは、バスケス・バイロンと鈴木準弥といった夏に監督した新戦力を早速先発起用したが、それを勝利に結び付けられなかった。10分にセットプレーから先制を許すと、28分にはPKを決められ失点。前半に2点のビハインドを負った。
後半のスタートから二枚替えを行った町田は72分にミッチェル・デュークが1点を返し、ようやく反撃体制を整えたかに思われたが、その直後に今季初の3失点目を喫し万事休止。5月末以来、8試合ぶりの敗戦を喫した。
また、アウェイで栃木SCと対戦した清水エスパルスは先制点を守り切れず、後半に追い付かれてドロー決着。ホームでいわきFCと対戦した大分トリニータは、前後半で1点ずつを許し敗戦。両チームとも下位に沈む相手に勝点を取りこぼした。その中、順調に3ポイントを積み上げたのはヴァンフォーレ甲府。アウェイ・徳島の地で長谷川元希が2ゴールを決め、暫定ながら3位に浮上した。
その他のゲームでは、モンテディオ山形が5ゴールでV・ファーレン長崎を粉砕し、ブラウブリッツ秋田は敵地でレノファ山口に勝利。藤枝MYFCとツエーゲン金沢の一戦は1-1に終わった。
今節がシーズンの折り返しとなったJ3は8試合が行われ、上位争いを引っ張るカターレ富山が勝点3をつかみ、明日にゲームを控える愛媛FCと鹿児島ユナイテッドにプレッシャーをかけることに成功。福島ユナイテッドとギラヴァンツ北九州の下位直接対決はドローに終わった。
■7月22日開催 結果
・J1第16節
神戸 2-2 川崎F
・J2第27節
栃木 1-1 清水
町田 1-3 千葉
山形 5-1 長崎
藤枝 1-1 金沢
山口 1-2 秋田
徳島 1-2 甲府
大分 1-2 いわき
・J3第19節
奈良 1-2 富山
相模原 0-0 今治
松本 3-0 八戸
岐阜 1-1 長野
宮崎 1-0 沼津
琉球 2-2 YS横浜
福島 1-1 北九州
鳥取 0-0 岩手
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