優勝争いに動きがある週末となった。
首位に立っていたヴィッセル神戸は、ホームで勝利を目指して柏レイソルと対戦した。試合は立ち上がりから攻勢を仕掛けたが、なかなか得点が奪えない時間が続く。すると45分、ゴールキックのセカンドボールを拾われたところから、最後はマテウス・サヴィオのパスに反応した細谷真大にゴールを奪われてビハインドを負う展開を強いられてしまう。
勝利のために得点が欲しい神戸が、後半になってさらに攻勢を強めるもあと一歩のところでゴールを奪えない。それでも82分、初瀬亮のFKにゴール中央で合わせたのは大迫勇也。前節の負傷もありベンチスタートだった男が、途中出場から値千金のヘディングシュートを沈め、神戸が試合を振り出しに戻した。
ただ、神戸の追い上げはここまで。最後まで勝ち越し点が奪えなかった神戸は、敗戦は免れたものの勝点1を積み上げる結果となった。
これで首位浮上のチャンスが生まれたのが2位の横浜F・マリノスだ。ホームでFC東京戦に臨むと、12分にGKの弾いたボールを見逃さなかった永戸勝也が技ありのループシュートを沈め、幸先よく先制点を奪うことに成功した。ただ、そう易々と事は運ばない。23分、敵陣で奪われたところからカウンターを受けると、俵積田晃太のクロスから最後はディエゴ・オリヴェイラに巧みにゴールを決められて失点。試合を振り出しに戻されてしまった。
それでも、勝利を手にしたのは横浜FM。後半アディショナルタイム、ゴール中央でパスを受けた渡辺皓太が思い切りよく右足を振り抜くと、低弾道の強烈なシュートがゴール左に決まり、土壇場で勝ち越し弾を奪った。このまま試合を終えた横浜FMは2-1で勝利。勝点で神戸を上回り、首位に返り咲いた。
また、そんな両チームを追う浦和レッズと名古屋グランパスが埼玉スタジアム2002で激突。上位対決は、立ち上がり11分にペナルティエリア付近でボールを受けたFWホセ・カンテが振り向き際に放った技ありシュートでネットを揺らし、開始早々に浦和がリードを奪った。
先制を許した名古屋は、ボールを握る展開が増えたものの効果的に攻められない時間が続く。後半は選手交代を駆使してより積極的な攻撃を披露したが、最後までゴールネットを揺らすことができず。得点を奪えないまま試合は終了し、前半早々のリードを守り切った浦和が上位争いに踏みとどまる5試合ぶりの白星を奪取。対する名古屋は、リーグ再開後初黒星を喫した。
そのほか、サンフレッチェ広島が川崎フロンターレとの打ち合いを制して7位に浮上。宇佐美貴史らのゴールで湘南ベルマーレを破ったガンバ大阪が11位に順位を上げている。
■J1リーグ第24結果
福岡 0-1 新潟
浦和 1-0 名古屋
鹿島 2-1 鳥栖
京都 3-0 札幌
G大阪 2-1 湘南
神戸 1-1 柏
広島 3-2 川崎F
横浜FM 2-1 FC東京
横浜FC 0-1 C大阪
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