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イニエスタ、うつ病だった過去を振り返る「体と精神が蝕まれてすべてが黒く見えてくる」「薬を飲んで眠るために夜を待ち続けた」 | Jリーグ

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イニエスタ、うつ病だった過去を振り返る「体と精神が蝕まれてすべてが黒く見えてくる」「薬を飲んで眠るために夜を待ち続けた」 | JリーグDAZN
【国内サッカー・Jリーグ ニュース】イニエスタ、自伝などで明かしていたうつ病の経験について再び語る。
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ヴィッセル神戸に所属するMFアンドレス・イニエスタが、過去うつ病になった経験を今一度振り返っている。

イニエスタは2009年、友人であったエスパニョールDFダニ・ハルケが心臓発作で急死したことをきっかけにして、気分が落ち込む日々を過ごすことになった。スペインの人気ユーチューバー、ジョルディ・ワイルド氏からインタビューを受けた同選手は、当時の自分がどういった状態だったかを次のように説明している。

「人生で手にすべき喜びや活力がなくなってしまったんだ。調子が良くなくて検査を受けてみるんだけど、問題は何もない。でも、自分の何かが機能していなかった。それは体と精神に染み込み、すべてが黒く見えてくる。僕は夜が来るのを願い続けていた。薬を飲んで眠るために。それが一番うれしい瞬間だったんだ」

「自分の家で、今は妻となった自分の恋人とソファに座っているとしよう。だけど、そのソファーがクッションみたいに小さく感じる。両親がいても同じことだった。悲しみを感じるけれど、それは試合に負けたり、恋人に捨てられたり、友人と喧嘩したために感じるものじゃない。違うものなんだよ。経験してみないと理解はできないだろう」

イニエスタはうつ病への理解を広めるために、自身の体験について語ることにしたようだ。

「今もテラピーは受けている。自分自身を整理するために。精神病、鬱病についてプロの意見を聞くのは好ましいことだと思う。うつ病、精神の病気はどんな人もかかる可能性がある。それを時間とともに皆が理解してくれたらうれしい」

「どれだけお金があって、素晴らしい家に住んでいて、素晴らしい車に乗っていても、こういったことは誰にでも起こり得るんだよ。これは物質的に解決できる話じゃなく、だからこそ説明し、伝えたかったんだ」

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