30日、各地でJ1参入プレーオフとJ3の試合が行われた。
大注目となったJ1参入プレーオフは1回戦の2試合が開催された。
ロアッソ熊本のホームで行われた大分トリニータとの試合は、最後まで互いに得点を取り合う激闘に。試合を先に動かしたのは、勝利しなければいけない大分だった。開始早々の1分にクロスボールのこぼれ球をここ一番での先発起用となったMF伊佐耕平がプッシュ。アウェイチームが先手を奪うことに成功した。
その後は両者、何度もゴールに近づく展開に。熊本が分厚い攻撃で敵陣を強襲すれば、大分も野村直輝のシュートがポストに当たるなど、得点のチャンスを作っていく。なかなかゴールがこじ開けられず膠着した時間が進んだ中、次に得点が生まれたのは87分。GKからのロングキックをFW粟飯原尚平がヘディングでそらすと、このボールに抜け出したFW坂本亘基がGKをかわしてゴールへ流し込み、大きな同点弾を奪った。
これでアドバンテージを得た熊本は、後半のアディショナルタイムに粟飯原がさらに逆転弾をゲット。ゲーム終了間際には1点を返されたが、そのまま逃げ切り、2-2の同点で上位チームだった熊本が2回戦に勝ち上がった。
もう一方では、ファジアーノ岡山とモンテディオ山形が対戦。こちらも試合早々に大きな動きが出る。5分、MF山田康太のスルーパスに抜け出したFWディサロ燦シルヴァーノが一度はGKに弾かれるも、ルーズボールをしっかりと押し込み、こちらも下位チームが先手を奪うことに成功した。
後半に入り岡山が攻勢に出る中、山形は機を見たカウンターでチャンスを作っていく。すると75分、DF川井歩のクロスにFWデラトーレがヘディングで合わせ、大きな2点目を奪って勝負あり。ゲーム終盤にもさらに1点を加えた山形が岡山を下し、2回戦に進出した。
8試合が開催されたJ3は、いわきFCに昇格決定の可能性があったが、テゲバジャーロ宮崎を相手に0-1の敗戦。今節でのJ2昇格決定は無くなった。一方、2位の藤枝MYFCもドロー決着。松本山雅FCがAC長野パルセイロとの信州ダービーを制して3位に順位を上げている。
■10月30日開催 結果
・J1参入プレーオフ1回線
熊本 2-2 大分
岡山 0-3 山形
・J3第31節
富山 2-3 今治
沼津 1-2 八戸
鳥取 1-1 藤枝
宮崎 1-0 いわき
鹿児島 0-1 愛媛
松本 2-1 長野
相模原 0-0 岐阜
讃岐 2-2 北九州
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