6日、各地でJ3とWEリーグ、そしてJ1参入プレーオフ2回戦の試合が行われた。
J1参入プレーオフ2回戦は激闘となった。
お互いにボールをつないでゴールに迫っていくスタイルが共通する中で前半の早い時間帯で先制に成功したのはホームのロアッソ熊本。右CKにイヨハ・理・ヘンリーが頭で合わせ、貴重な先制点を奪った。
ただ、勝たなければ敗退が決まってしまうモンテディオ山形はすぐに反撃。17分、ゴール前中央を細かいパスワークで打開し、最後は山田康太が左足で蹴り込んだ。さらに24分には3列目の位置から飛び出した南秀仁がGKとの1対1を冷静に制し、前半をリードして折り返した。
引き分けでもOKの上位アドバンテージを持つ熊本は後半、反撃のチャンスをうかがっていく中で50分にエリア内で髙橋利樹が倒されてPKを獲得。これを杉山直宏が豪快に蹴り込み、スコアを振り出し戻すと同時に決定進出に向け、優位な状況を作り出した。
それ以降は一進一退の攻防が続くが、次第に勝利が絶対条件の山形が攻勢を強めていく。61分にはチアゴ・アウベスとデラトーレの両外国人を投入し前線の枚数を増やして力づくでゴールをこじ開けにかかった。ただ、スコアは2-2から動かぬまま刻々と時間だけが経過。アディショナルタイムに入ってからも熊本の集中力が切れることはなく、ラストプレーで大きくクリアしたところでタイムアップの笛が鳴り、終了。1回戦に引き続き、2回戦も引き分けに終わりながらアドバンテージを生かして勝ち進んだ熊本がJ1・16位の京都サンガとの決定戦に進出を果たした。
今節を含め残り3試合となり、J2昇格争いがクライマックスを迎えているJ3は、上位直接対決が目白押しとなった。
その中で注目はJ3参戦1年目のいわきFC。今節はホームで4位の鹿児島ユナイテッドと対戦し、前半のうちにエース・有田稜のゴールで先制すると後半にも山口大輝と嵯峨理久が立て続けにゴールを決め圧勝。わずか1シーズンでJ2昇格を決めただけでなく、藤枝MYFCと松本山雅がそろって敗れため、J3優勝も決定した。
その他、昇格の可能性を残すFC今治は藤枝に勝利し、昇格圏との差を『4』に縮め、勝てば2位に浮上できた松本はカターレ富山に敗れ、3位のまま残り2試合を戦うこととなった。
1試合が行われたWEリーグは、ホームの浦和レッズレディースがサンフレッチェ広島レジーナを下し開幕3連勝を達成。首位に立っている。
■11月6日開催 結果
・J3第32節
八戸 0-1 YS横浜
福島 2-0 沼津
いわき 3-0 鹿児島
長野 1-2 鳥取
今治 1-0 藤枝
富山 4-3 松本
岐阜 1-2 宮崎
北九州 3-1 相模原
愛媛 1-1 讃岐
・WEリーグ第3節
浦和 2-1 S広島R
・J1参入PO2回戦
熊本 2-2 山形
関連記事
●【動画】横浜FMが神戸を下して3年ぶりのリーグ制覇。札幌との打ち合いに敗れた清水がJ2へ降格 | 11月5日結果まとめ | Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?