今季初の連戦となったJ2リーグ。水曜日のナイトゲームに第9節が行われた。
首位に立つFC町田ゼルビアは、ジュビロ磐田の敵地で対戦。11分、ゴールキックをエリキが収めたところを起点に、縦に速い攻撃を仕掛けた町田が平河悠のゴールで先制し、幸先良いスタートを切る。
だが、磐田も最終ラインからボールを保持し、右サイドを起点にチャンスを作る。そして迎えた前半アディショナルタイムには、何度も攻撃参加を見せていた鈴木雄斗のクロスを、金子翔太が仕留めて同点。磐田が前半のうちに試合を振り出しに戻す。
後半も磐田がボールを保持しながら敵陣に押し込でいくが、町田もソリッドな守備を続け、お互いにスタイルを表現し合う中でこう着状態が続く。
その後に藤原優大が退場した町田が数的不利となるが、最後まで追加点を許さずにドローで幕切れ。町田は連敗を阻止し、磐田は今季初の連勝を逃す勝ち点1となった。
その中で首位に浮上したのは、大分トリニータだ。レノファ山口FCをホームに迎えた一戦では、前半終了間際にセットプレーからペレイラのゴールで先制した大分が、前半アディショナルタイムには藤本一輝のゴールでリードを広げて折り返す。
後半も大分ペースで試合が進む中、68分に山口に1点を返されたものの、その4分後には背番号10を背負う野村直輝が反撃の勢いを断ち切る3点目を決め、リーグ3連勝で首位に浮上した。
その他、東京ヴェルディがブラウブリッツ秋田との上位対決を制し、ザスパクサツ群馬は、後半早々に生まれた平松宗のゴールを逃げ切り、リーグ4連勝を達成し、４位に浮上している。
■4月12日開催 結果
・J2第9節：
栃木 2-1 山形
大宮 0-1 群馬
東京V 2-1 秋田
金沢 3-0 いわき
清水 1-1 仙台
磐田 1-1 町田
藤枝 3-1 千葉
岡山 0-0 熊本
徳島 0-2 水戸
長崎 2-1 甲府
大分 3-1 山口
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