カナダ国籍でもありながら、ハイチへのルーツも持つジョナサン・デイヴィッド。カナダのユースチームでキャリアをスタートさせると、2018年にヘントの下部組織へと加わった。
トップチームデビューを果たしたのは2018-19シーズン。初年度からリーグ戦23試合に出場し、8ゴール4アシストを記録した。プレーオフでも10試合4ゴール1アシストという結果を残し、ベルギーでその名を轟かせている。
2年目の2019-20シーズンには本格ブレイク。リーグ戦27試合で18ゴール8アシストを記録した。チームも2位でシーズンを終え、デイヴィッドはその原動力となった。
2020年夏には、ヘントでの活躍が認められ、リールへの移籍が決定。移籍金は3000万ユーロ（約37億4000万円）でクラブ史上最高額となった。
カナダ代表としては育成年代からプレーしてきており、2018年から代表でプレー。2019年にはゴールドカップのメンバーに選出され、大会得点王とベストイレブンに選ばれた。バイエルン・ミュンヘンに所属するアルフォンソ・デイヴィスとともにカナダの未来を担う存在となっている。
プレースタイル
ヘントではストライカーからセカンドトップ、攻撃的MFとしてもプレー。だが、新天地のリールでは、エースのヴィクター・オシムヘン（→ナポリ）が去ったこともあり、ストライカーとしての役割を担うことが期待される。
圧倒的なスピードにフィニッシュの質が伴っており、リーグ・アンでもその実力が通用するかは見もの。まだ20歳と若手であり、リールで結果を残せば、欧州トップクラブへの移籍の道も開いてきそうだ。
動画：プレー集
プロフィール・経歴
ジョナサン・クリスチャン・デイヴィッド／Jonathan Christian David
2000年1月14日生まれ 177cm・70kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2017-18 | ヘント | 0試合・0得点 |
| 2018-19 | ヘント | 33試合・12得点 |
| 2019-20 | ヘント | 27試合・18得点 |
| 2020-21 | リール | 25試合・7得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月18日現在）
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