一時はプレミアリーグ17位まで転落していたサウサンプトンがV字回復を遂げた。1月22日のマンチェスター・シティ戦(△1-1)を皮切りに、トッテナム(〇3-2)、マンチェスター・ユナイテッド(△1-1)、エヴァートン(〇2-0)との試合で勝点を重ねると、現地25日の第26節ノリッジ戦で苦しみながらも2-0の勝利。5戦負けなしの力強い歩みを見せ、暫定9位にまで浮上した。
上昇気流に乗せたラルフ・ハーゼンヒュットル監督に称賛が集まるが、もちろん、ピッチ上でグングンと評価を高めている選手もいる。なかでも注目を集めているのが二人の若手逸材、20歳のFWアルマンド・ブロヤと22歳のDFモハメド・サリスだ。
チェルシーからローン移籍中で、ここまで6ゴール(22試合出場)を記録しているブロヤ。傑出した数字を残しているわけではないが、英国サッカーに精通するベン・メイブリー氏は得点力ではない特徴に目を細める。DAZNの『PREMIER LEAGUE FREAKS』(毎週水曜)でこう称賛した。
「身体が大きくて強い。足も速いです。大外ではなくハーフスペースに、センターバックの外側の方に流れて、そこからスルーパスを受ける動きが速い。(ボールを受ければ)ドリブルが得意ですし、両足を使えるので、相手にとって読みにくいです」
アーセナルやバイエルンからの興味が報じられるなど、今夏の移籍市場でビッグクラブ垂涎の的となる可能性もあるが、メイブリー氏は「チェルシーでもいけるんじゃないですか」とローン元での将来的な活躍を示唆している。
もう1人のサリスは「昨シーズンの途中からレギュラーに定着しはじめて、今シーズンの頭からは基本レギュラー」(メイブリー氏)のガーナ人CBだ。ラ・リーガのバジャドリードでプロデビューし、レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されたポテンシャルを持つ。
メイブリー氏が「ウェストハムの(FWミカイル)アントニオとのフィジカル勝負で、地上戦でも空中戦でも強かったのが印象的」と語るように、最大の持ち味は対人プレーの強さ。強豪にも臆さずに挑むハートの持ち主でもあり、シティ戦では「タックル成功が両チームトップの5回、デュエル勝利が9回中8回、シュートブロックが3回、インターセプトが4回」を記録した。「オールラウンダーのDF」としてメキメキと頭角を現している。
ブロヤとサリス。進境著しい2人のヤングプレーヤーが、引き続きサウサンプトンを力強く牽引しそうだ。
PREMIER LEAGUE FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:毎週水曜日
- 出演:ベン・メイブリー、野村明弘
配信情報
FAカップ5回戦
サウサンプトン対ウェストハム
- 配信: DAZN
- 配信開始:3月3日(木)4時30分
- 会場:セント・メリーズ・スタジアム
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