サッカー
FIFA(国際サッカー連盟)は27日、ロシアによる国際試合の主催禁止を発表した。ホーム戦は中立地での無観客開催となり、国名・国歌・国旗の使用も不可。これにより「ロシア代表」の名称は使えず、RFU(ロシアサッカー連合)として試合を行わなければならない。
3月24日のFIFAワールドカップ欧州予選プレーオフ準決勝で、ロシアと顔を合わせるポーランドは「決定はまったく受け入れられない」(ツェザリ・クレシャ会長)として対戦拒否の姿勢を継続。スウェーデン、チェコ、イングランド、アルバニア、スコットランドの5協会も同調している。
クラブシーンではドイツ2部のシャルケがメインスポンサーであるロシア企業『ガスプロム』との契約打ち切りを発表。また、今シーズンの欧州カップ戦で唯一勝ち残っているロシア勢、スパルタク・モスクワがヨーロッパリーグの出場資格を失う可能性が取り沙汰されている。
また、2021-22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでレアル・マドリードを破る大金星を挙げたシェリフ(モルドバ)のウクライナ人指揮官、ユーリ・ヴェルニドゥブ監督が領土防衛軍に加わったことを報告する投稿がSNS上で拡散されている。
F1
『FIA』(国際自動車連盟)及び『F1』は25日、今シーズンのロシアGPについて開催不可の結論に至ったと発表した。
ボクシング
世界主要4団体となるWBA、WBC、WBO、IBFが26日、ロシアでのボクシング活動を認めない共同声明を発表した。
WBA(世界ボクシング協会)のヒルベルト・メンドーサ会長、WBC(世界ボクシング評議会)のマウリシオ・スライマン会長、IBF(交際ボクシング連盟)のダリル・ピープルズ会長、WBO(世界ボクシング機構)のフランシスコ・バルカルセル会長の名前が入った声明は以下の通り。
「ロシアがウクライナを侵略した悲劇的な戦争について、ボクシングを統治する世界主要4団体は共同で立場を表明する。世界が戦争の停止を求めているように、私たちはロシアでのボクシング活動を認めない決定を下した。神が皆様を祝福し、私たちの世界に平和をもたらしますように」
また、ボクシング元3団体統一王者のワシル・ロマチェンコは27日、自身のSNSでウクライナ軍(領土防衛隊)参加を報告。地元オデッサ州ビルホロド=ドニストロフスキーのヴィタリー・グラジダン市長と並んで立つ画像を投稿し、「領土防衛を担うビルホロド=ドニストロフスキー大隊が結成され、配備された」と綴った。翌28日、現WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者のオレクサンドル・ウシクの入隊も明らかになっている。
テニス
ITF(国際テニス連盟)は25日に以下の声明文を発表。ITFワールドツアーのうち、ウクライナ大会の延期とロシア大会のキャンセルを決定している。
「私たちの最優先事項は、テニスプレーヤーとITFの大会に参加する全ての人々の安全を守ることです。安全上の懸念が高まったため、ITFは今年4月にウクライナで開催予定のITFワールドテニスツアーM15を延期し、ロシアで開催される全てのITFイベントを無期限でキャンセルすることにしました」
バドミントン
BWF(世界バドミントン連盟)は28日、ロシアとベラルーシでのBWF公認大会の中止を発表した。国際大会で両国の国旗掲揚や国歌演奏も禁じる。
アイスホッケー
IIHF(国際アイスホッケー連盟)は25日に以下の声明文を発表した。
「ウクライナでの最近の出来事に悲しみ、深く懸念しています。IIHFとその評議会は、軍事力の使用を非難し、紛争を解決するための外交手段の使用を促します。私たちの想いは、ウクライナの人々とウクライナのアイスホッケー・ファミリーとともにあります」
「IIHFはすべてのチャンピオンシップ参加者に注意義務を負っているため、IIHF評議会は、この紛争が私たちのイベントに与える影響を検討しています。2月28日月曜日の午後遅くに評議会会議が召集されます」
また、5月に世界選手権を主催するフィンランドのホッケー協会は、ロシアとベラルーシの参加を認めないことを発表している。
空手
WKF(世界空手連盟)は10月のプレミアリーグ開催地をモスクワから変更する決定を下した。
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