サウサンプトンで2シーズン目を迎えているダニー・イングス。2019-20シーズンはキャリアハイの輝きを放っている。
イングスが頭角を現したのはバーンリー時代のこと。2011年にボーンマスから加入すると、バーンリーの中心選手に。2シーズン目は2部チャンピオンシップで20ゴールを挙げる活躍を見せ、プレミアリーグ昇格に貢献。初のプレミアリーグでも11ゴールを奪うと、翌年にリヴァプールへとステップアップを果たした。
しかし、リヴァプールでの挑戦は負傷にも祟られ、不本意なものに。3シーズンで通算25試合4ゴールと、散々に終わった。2018年にサウサンプトンへ加入すると、復活の兆しを見せ、今シーズンはキャリアハイとなるリーグ戦18ゴールを記録。スピードとエネルギッシュな動きで泥臭いゴールを量産している。
プレースタイルは？
過去にはウイングを務めることも多かったイングスだが、サウサンプトンでは基本的にセンターフォワードとしてエースストライカーとしての重責を担う。やはり最大の武器はそのスピードだ。裏抜けとワンチャンスを活かす決定力で、ゴールを奪ってきた。
さらに、猟犬のように追い回し、チャンスを作るプレッシングも魅力のひとつ。リヴァプールを除き、中堅以下のクラブでプレーしてきたこともあり、守備意識は非常に高い。今季はトッテナム戦、クリスタル・パレスでもゴールに結びつけるなど、その勤勉さは明確な武器にもなっている。
すでに酸いも甘いも噛み分け、ベテランの風格も漂わせるイングスだが、年齢はまだ27歳。選手としてさらなる進化に期待したいところだ。
動画：プレー＆ゴール集
プロフィール・経歴
ダニー・イングス／Danny Ings
1992年7月23日生まれ 178cm・73kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2010-11 | ボーンマス | 26試合・7得点 |
| 2011-12 | ボーンマス | 1試合・0得点 |
| バーンリー | 15試合・3得点 | |
| 2012-13 | バーンリー | 32試合・3得点 |
| 2013-14 | バーンリー | 40試合・21得点 |
| 2014-15 | バーンリー | 35試合・11得点 |
| 2015-16 | リバプール | 6試合・2得点 |
| 2016-17 | リバプール | 0試合・0得点 |
| 2017-18 | リバプール | 8試合・1得点 |
| 2018-19 | サウサンプトン | 24試合・7得点 |
| 2019-20 | サウサンプトン | 38試合・22得点 |
| 2020-21 | サウサンプトン | 17試合・7得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月12日現在）
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