【注目選手】全てを備える超大物センターバック、ルベン・ディアス ｜ マンチェスター・シティ ｜ プレミアリーグ

ベンフィカの下部組織で育ったルベン・ディアスは、ポルトガルのＵ-16代表から常にアンダー年代の主力を担ってきたエリートだ。2017-18シーズンからトップチームに昇格すると、10代にして主力を担い、初年度からリーグ戦24試合に出場。このシーズンのプリメイラ・リーガにおける最優秀若手選手賞を受賞した。

2018-19シーズンにはベンフィカのトップチームでも完全に主力に定着。リーグ戦32試合で3ゴールの記録を残して、プリメイラ・リーガの優勝に大きく貢献する。さらに2019-20シーズンにもレギュラーとして活躍し、リーグの年間ベストイレブンに選出された。

2018年5月にデビューしたポルトガルのフル代表でも定位置を確保した若き才能に対しては、多くのビッグクラブが興味。そして2020年の夏、推定6800万ユーロという高額移籍金でマンチェスター・シティ入りが決定した。

世界的なビッグクラブというだけでなく、プレミアリーグ初挑戦ということもあって即時の適応は簡単ではないと思われたが、ほどなくしてマン・Cでも欠かせない存在に。2020-21シーズンの第4節でプレミア初出場を飾ると、そこから年末の第15節までスタメン出場を飾るなど、完全にジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を掴んでいる。

プレースタイル

あらゆる能力を高水準で備えている万能センターバック。フィジカルとスピードを併せ持っており、地上戦と空中戦のいずれでも強みを発揮する。若いながらもカバーリング能力が高く、ゴール前でのポジショニングミスもほとんどない。それに加えて生まれ持った闘争心もあり、試合中には大きな声を張り上げてコーチングをする場面も目立つ。年齢を重ねれば、クラブと代表チームのいずれでも、さらに統率力が際立つリーダーとなっていくだろう。